保育士の過去問
平成23年(2011年)
養護原理 問138

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問題

保育士試験 平成23年(2011年) 養護原理 問138 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、重症心身障害児施設についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 1967(昭和42)年の「児童福祉法」一部改正によって児童福祉施設に位置付けられた。
B 設備の基準は、「児童福祉施設最低基準(平成23年4月1日現在)」によると、医療法に規定する病院として必要な設備のほか、観察室、訓練室、看護師詰所及び浴室を設けることとする。
C 「社会福祉施設等調査報告」によると、平成16年~平成20年において施設数、定員および在所者数は減少傾向にある。
D 職員は「児童福祉施設最低基準(平成23年4月1日現在)」によると、医療法に規定する病院として必要な職員のほか、児童指導員、保育士、心理指導を担当する職員及び理学療法士又は作業療法士を置かなければならない。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

A ○
適切な記述です。

B ○
適切な記述です。

C ×
施設数、所在者数共に増加傾向にあります。
施設数は2004年は108施設でしたが、2008年には125施設に増加しています。
所在者数は2004年は10,326人でしがた、2008年には11,827人に増えています。

D ○
適切な記述です。

※2012年の児童福祉法改正により、重度心身障害者施設は、障害児入所施設へ移行されています。よってこの問題は現在は成立しません。

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02

正解は【2】です。
重症心身障害児施設とは、児童福祉法で定められた児童福祉施設のひとつです。
重度の知的障害と重度の肢体不自由を重複している児童を入所させて、保護するとともに治療、日常生活の指導を行なうことを目的とした施設です。
医療法に基づいた病院機能を有し、児童指導員、保育士、作業療法士(理学療法士)を配置しなければなりません。
重症心身障害児(者)・重度知的障害児(者)については、厳密な定義はありませんが、一般には日常生活全般において介護・介助が必要で、知的指数(IQ)が35以下の盲、聾、肢体不自由の児童(者)と解釈されています。


施設数は2004年108施設⇒2008年125施設に増加
在所者数は2004年10,326人⇒2008年には11,827人とともに増加しています。

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03

正解は2です。

C. 重症心身障碍児施設は平成19年には124か所12004人でしたが、平成20年に125か所12460人となり、その後いったん減少したものの、平成23年には133か所13289人になっています。

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