保育士の過去問
平成26年(2014年)
保育原理 問10
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問題
保育士試験 平成26年(2014年) 保育原理 問10 (訂正依頼・報告はこちら)
次の保育所での【事例】を読んで、問に答えなさい。
【事例】
以下は、ある5歳児クラスの9月2週目の指導案の一部である。
<子どもたちの姿>
子どもたちが元気に登園し、それぞれ、夏の遊びを楽しそうに話し合っている。友だちと共通のイメージを持って遊んだり、遊びを発展させ楽しむために自分たちで話し合ったりしているが、時に行き違いや思い違いなどからトラブルも発生する。
<ねらい>
・ 自分の力で行動することの充実感を味わう。
・ 考えたことなどを自分なりの言葉で表現し、相手の話す言葉を聞こうとする意欲を育てる。
・ 友達と親しみ、関わりを深め、愛情や信頼感を深める。
<内容>
・ 自分で考え、自分で行動する。
・ したいことを言葉で表現し、わからないことを尋ねたりする。
・ お互いに思いを主張したり、認め合いながら、遊びを発展させていく楽しさを味わう。
・ 友達と一緒に活動する中で、共通の目的を見出し、協力して物事をやり遂げようとする気持ちを持つ。
制作コーナーでの活動が盛り上がってきたころ、保育士は「夏の思い出を作ったんだって」と、作品をみんなに紹介した。そして、一人一人の夏の思い出を聞いたところ、プールでの遊びが楽しかったという子どもが多くいた。この場面における指導案に沿った保育士の対応として、適切な記述を選びなさい。
【事例】
以下は、ある5歳児クラスの9月2週目の指導案の一部である。
<子どもたちの姿>
子どもたちが元気に登園し、それぞれ、夏の遊びを楽しそうに話し合っている。友だちと共通のイメージを持って遊んだり、遊びを発展させ楽しむために自分たちで話し合ったりしているが、時に行き違いや思い違いなどからトラブルも発生する。
<ねらい>
・ 自分の力で行動することの充実感を味わう。
・ 考えたことなどを自分なりの言葉で表現し、相手の話す言葉を聞こうとする意欲を育てる。
・ 友達と親しみ、関わりを深め、愛情や信頼感を深める。
<内容>
・ 自分で考え、自分で行動する。
・ したいことを言葉で表現し、わからないことを尋ねたりする。
・ お互いに思いを主張したり、認め合いながら、遊びを発展させていく楽しさを味わう。
・ 友達と一緒に活動する中で、共通の目的を見出し、協力して物事をやり遂げようとする気持ちを持つ。
制作コーナーでの活動が盛り上がってきたころ、保育士は「夏の思い出を作ったんだって」と、作品をみんなに紹介した。そして、一人一人の夏の思い出を聞いたところ、プールでの遊びが楽しかったという子どもが多くいた。この場面における指導案に沿った保育士の対応として、適切な記述を選びなさい。
- 「夏の思い出に、みんなでプールを作りましょう」と、みんなで一緒にする活動を保育士が決めて、プール制作ができるように、材料を人数分用意する。
- 一人で夏の遊びの図鑑を見ているRちゃんに、「みんなで作ると楽しいよ。図鑑を片づけて、早くおいで」と、すぐ来るようにと言う。
- 折り紙で水を作ったり、カニを描いたりしてみんなで一つのプール制作を中心に遊びが盛り上がる。給食の時間になっても、まだ遊びの続きをしたいと、子どもたちが言うので、作品はそのまま残して、給食を食べることにする。
- 昼寝の時間になり、パジャマに着替えても、T君は布団に入らずに、プール制作の気になるところを直している。T君に昼寝の時間だと声をかけると「あと少し」というので、「それが終わったら布団に入ってね」と声をかける。
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この過去問の解説 (3件)
01
3 適切。 協力して楽しみながら遊びを発展させ、互いの関わりを深めることができています。
4 適切。 生活リズムを崩さない指導をしながら、やり遂げようとする気持ちを尊重しています。
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02
多く見られます。基本的な援助者としての態度や自分が保育士になった事を想定して考えると答えが導きやすいと思います。
1.誤り。保育士が決めて→みんなで一緒に行う活動を保育士が一方的に決めてしまうのは誤りです。みんなで話し合ったり相談をします。保育士は子供の気持ちを受け止めます。
2.誤り。一人で図鑑を見ているRちゃんに対してすぐ来るようにという事が誤りです。Rちゃん自身が今、取り組んでいる事を認め見守ることも必要です。
3.正しい。子ども達の遊びが盛り上がっており給食の時間になってしまったがきちんと約束を決めて続きをすることを説明して対応しているため正しい
答えです。
4.正しい。T君の活動を見守り一通り落ち着いたところで昼寝を促しているので正しい答えです。
よって選択肢3.4が正解です。
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03
事例での考察は、自分が保育士になった時に、子どもの気持ちを考察すること、また月齢に合わせた援助を行うことを基に考えましょう。
この設問では5歳児の援助として自分で主体性を持って動くことができるように、子どもの気持ちを受け止めながら関わることを考えます。
1:×
ねらいに「自分の力で行動する充実感を味わう」とあるので、保育士が決めて子どもが行動するのではなく、子ども自身が考えて行動できるような関わりが必要です。
2:×
Rちゃんが夏遊びの図鑑を見ている行動を尊重し、見守ります。
3:○
遊びが盛り上がり活動が楽しい子どもの気持ちを受け止めながら。給食時にはルールを決め、節度ある行動ができるように促している。
4:○
Tくんの気持ちを受け止め、活動の区切りを約束している。
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