保育士の過去問
平成26年(2014年)
保育原理 問11

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問題

保育士試験 平成26年(2014年) 保育原理 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文のうち、「保育所保育指針」第3章「保育の内容」の(1)「養護に関わるねらい及び内容」の一部として不適切な記述を一つ選びなさい。
※ 「保育所保育指針」の目次や記載内容等が、指針の改定(平成30年4月1日施行)により変更されました。 この設問は平成26年に出題された設問となります。 参考1 参考2
  • 一人一人の子どもの平常の健康状態や発育及び発達状態を的確に把握し、異常を感じる場合は、速やかに適切に対応する。
  • 清潔で安全な環境を整え、適切な援助や応答的な関わりを通して、子どもの生理的欲求を満たしていく。また、子どもの発達過程等に応じた生活リズムを作るように保護者を指導する。
  • 子どもの発達過程等に応じて、適度な運動と休息を取ることができるようにする。また、食事、排泄、睡眠、衣類の着脱、身の回りを清潔にすることなどについて、子どもが意欲的に生活できるよう適切に援助する。
  • 一人一人の子どもの生活リズム、発達過程、保育時間などに応じて、活動内容のバランスや調和を図りながら、適切な食事や休息が取れるようにする。
  • 保育士等との信頼関係を基盤に、一人一人の子どもが主体的に活動し、自発性や探索意欲などを高めるとともに、自分への自信を持つことができるよう成長の過程を見守り、適切に働きかける。

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この過去問の解説 (3件)

01

2.ア 生命の維持(イ)内容 3.の記述ですが、一部に誤りがあります。

(誤)また、子どもの発達過程等に応じた生活リズムを作るように保護者を指導する。 → (正)また、家庭と協力しながら、子どもの発達過程等に応じた適切な生活リズムが作られていくようにする。

子どもの生活リズムを整えるのは大切なことですが、保育士が保護者に対して一方的に指導するのではなく、個々の子どもの状況や保護者の事情にも配慮しながら、家庭と協力する関係を築くことによってより適切な生活リズムに近づけていくことが求められます。

保育所保育指針解説書(厚生労働省HP)では、

送迎時の保護者との会話や連絡帳、懇談会などを通し、積極的に家庭との情報交換を行いながら、24時間を見据えた子どもの生活時間を考慮し、子どもの食事、睡眠、休息、遊びなどが無理なく営まれるようにしていきます。そして、一人一人の生活に合わせ、時には柔軟な対応をとりながら、家庭と協力して子どもの生活や発達過程にふさわしい生活リズムが作られるようにしていきます。

と解説しています。

他の選択肢は以下の条文です。
1.ア 生命の維持(イ)内容 1.
3.ア 生命の維持(イ)内容 4.
4.イ 情緒の安定(イ)内容 4.
5.イ 情緒の安定(イ)内容 3.

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02

保育所保育指針は例年出題も多く受験者としては非常に苦労する部分かと思われます。
ねらいや内容を的確に把握しつつ他の部分のねらい・内容とごちゃごちゃにならないように整理しながら確認をして行きましょう。

1.正しい。保育所保育指針 第3章 保育の内容 (1)養護に関わるねらい及び内容 ア生命の保持 (イ)内容①に記載されています。

2.誤り。前半部分の文章は正しいですが、後半の「また子どもの発達過程(略)保護者を指導する」と言う部分は不適切です。

(1)養護に関わるねらい及び内容
(イ)内容 ③の正しい全文は以下の通りになります。
清潔で安全な環境を(略)満たしていく。
また家庭と協力しながら、子どもの発達過程等に応じた適切な生活リズムを作られていくようにする。

3.正しい。(1)養護に関わるねらい及び内容 ア生命の保持 (イ)内容④に記載されています。

4.正しい。設問の文章は情緒の安定(イ)内容④となっています。

5.正しい。設問の文章は情緒の安定(イ)内容③となっています。

よって選択肢2が正解となります。

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03

正解は2です。

2:×
保護者を一方的に指導するのではなく、家庭と協力しながら、子どもの発達過程に適した生活環境やリズムを作ることが求められます。

連絡ノートや送迎時、家庭訪問や懇談など様々な場面で家庭での様子や体調や情緒の変化の気付きを意思疎通できるように日頃の密なコミュニケーションが大切です。

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