保育士の過去問
平成26年(2014年)
社会的養護 問33

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問題

保育士試験 平成26年(2014年) 社会的養護 問33 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、「平成24年度における被措置児童等虐待届出等制度の実施状況」(厚生労働省)で示された「都道府県市が被措置児童等虐待の事実を認めた事例」についての記述である。適切な記述を選びなさい。
  • 虐待の事実が確認された施設等種別で最も件数が多いのは乳児院である。
  • 里親・ファミリーホームにおける被措置児童等に対する虐待は0件である。
  • 被措置児童等虐待の種別では、心理的虐待の割合が最も高い。
  • 虐待を行った職員等の実務経験年数の構成割合は、20年以上よりも5年未満の方が高い。

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この過去問の解説 (3件)

01

1 虐待の事実が認められた施設等は、
「児童養護施設」が51件(71.8%)
「里親・ファミリーホーム」が7件(9.9%)、
「障害児入所施設」が6件(8.5%)、
「児童自立支援施設」が4件(5.6%)等であり、
最も件数が多いのは、児童養護施設でした。

2 1.から、「里親・ファミリーホーム」で7件が報告されています。

3 虐待の種別・類型は、
「身体的虐待」が45件(63.4%)、
「性的虐待」が13件(18.3%)、
「心理的虐待」が10件(14.1%)、
「ネグレクト」が3件(4.2%)であり、
最も割合が高いのは身体的虐待でした。

4 実務経験年数が短い職員による虐待のほうが多く報告されています。

「平成24年度における被措置児童等虐待届出等制度の実施状況」(厚生労働省)へのリンク
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000080221.pdf

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02

1.誤り。平成24年度における被措置児童等虐待届出等制度の実施状況(厚生労働省)によると児童養護施設51件、里親・ファミリーホーム7件、障害児入所施設6件、児童自立支援施設4件と報告がなされています。最も件数が多いのは児童養護施設になります。

2.誤り。1の答えに記載しましたが里親・ファミリーホームによる虐待も7件あります。

3.誤り。虐待の種別は身体的虐待45件、性的虐待13件、心理的虐待10件、ネグレクト3件になり一番多いのは身体的虐待となっています。

4.正しい。5年未満42件、5~9年未満20件、10~19年未満12件、20~29年7件となっています。
5年未満に多いのは養育技術の低さ、衝動性、怒りのコントロール不全となっています。

よって選択肢4が正解となります。

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03

正解は4です。

1 不適切です。
平成24年度の施設等種別で最も件数が多いのは、児童養護施設です。51件の虐待の事実が確認されています。

2 不適切です。
里親・ファミリーホームにおける被措置児童等に対する虐待は、7件ありました。

3 不適切です。 
被措置児童等虐待の種別では、「身体的虐待」が45件と最も割合が高くなっています。
次いで「性的虐待」が13件、「心理的虐待」が10件、「ネグレクト」が3件となっています。

4 適切です。
虐待を行った職員等の実務経験年数の構成割合は、「5年未満」が最も高くなっています。
経験年数が多い程、虐待を行った職員の件数は減少傾向にあります。

※現在は「平成29年度における被措置児童等虐待への各都道府県市等の対応状況について」が公表されています。

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