保育士の過去問
平成26年(2014年)
社会福祉 問67

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問題

保育士試験 平成26年(2014年) 社会福祉 問67 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、今日の社会保障制度の動向に関する記述である。適切な記述を選びなさい。
  • 福祉国家体制における財政難を乗り切る対策として、現在、国は日本的な家族主義を基盤とした福祉社会を構築することを目指している。
  • 福祉サービスの実施権限はかなり市町村に委譲され、住民に身近な市町村を中心として計画的な福祉行政の推進が図られている。
  • 福祉サービスに関する利用者援助においては、法の条文に記載があるように、「利用者の意向を十分に尊重」しなければならないとされている。
  • 災害時の避難行動要支援者対策において、自主防災組織その他の避難支援等の実施に携わる関係者による支援が必要であるが、その場合の関係者による情報の共有が求められている。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.誤り。以前は病人の世話や介護は家族(女性)が行う事とされていたが介護保険法の施行により介護従事者がその大半を担っている。
現在、日本は家族主義を基盤にはしていません。

2.正しい。住民に一番近い存在として市町村が計画的な福祉行政の推進を行っています。

3.正しい。利用者の意向を十分に尊重することが必要です。

4.正しい。内閣府のHPによると平成25年6月の災害対策基本法の一部改正により、高齢者、障害者、乳幼児等の防災施策において特に配慮を要する方(要配慮者)のうち、災害発生時の避難等に特に支援を要する方の名簿(避難行動要支援者名簿)の作成を義務付けること等が規定されました。関係者による情報の共有が求められています。

よって選択肢2.3.4が正しい答えとなります。

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02

財政難ではありますが、税金を上げるなどしてより充実した国家福祉が目指されています。
その他子育て支援など、市町村独自の福祉も充実して行っているのも覚えておきましょう。

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03

1 不適切

 家族構成の変化や少子高齢化等が進む中、従来行われてきたそれぞれの家族による支えあいでは対応しきれなくなっており、重要性を増す社会保障について、財政上の困難を解決する必要に迫られています。具体的には、「持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律」によって、受益と負担の均衡がとれた持続可能な社会保障制度の確立を目指しています。

2 適切

3 適切

4 適切

参考になった数11