保育士の過去問
平成26年(2014年)
保育実習理論 問153

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問題

保育士試験 平成26年(2014年) 保育実習理論 問153 (訂正依頼・報告はこちら)

次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
2歳児クラスのPちゃんは最近語彙が増えて、たくさんお話をするようになった。今日は担当保育士Qに対して、「バチュ バチュ のったよ ママと」と話してくれた。保育士Qは、Pちゃんの成長をとてもうれしく思った。さらによりよいコミュニケーションを図り、また同時に、言葉の発達を促すために、保育士としての関わりを考えている。

【設問】
保育士の関わりとして適切なものを選びなさい。
  • 「バチュ バチュ のったのね ママと よかったね」とPちゃんに言葉をかえす。
  • 発音の間違いをPちゃんに指摘し気付かせ、すぐに言いなおしをさせる。
  • 「バス バス のったのね ママと よかったね」とPちゃんに言葉をかえす。

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この過去問の解説 (3件)

01

言葉の発達が未熟な幼児は頻繁に間違った言葉遣いをします。
しかし、保育士が同じように間違った言葉づかいをすること、またすぐに間違いを指摘することは子どもの自信を奪うこととなり、さらなる対話、コミュニケーション能力の発達にはよくありません。
正しいことばを保育士が使ってみせ、子ども自身に間違いに気づかせることが大切です。

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02

2歳児の事例です。

まだ言葉自体の発達も出来ていない時期への対応ですが、間違いを指摘し気付かせて正しく言い直しをさせることは不適切です。

バスをバチュと表現することは、この時期では多く見られますが、関わる大人(保育士)が自然に正しい言葉を使い、それを何回か繰り返すことにより、正しい言葉遣いへ導くことができます。

以上により、選択肢3が正解となります。

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03

1→誤りです。
自然な言葉の発達を促すためには、保育士は常に正しい日本語を使う必要があります。

2→誤りです。
発達には個人差があるので、無理に言い直させる必要はありません。自己肯定感を下げる原因にもなりかねません。

3→正しいです。
正しい日本語で反復しながら、保育士の気持ちも伝えることが、よりよいコミュニケーションへとつながります。

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