保育士の過去問
平成27年(2015年)
保育原理 問4

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問題

保育士試験 平成27年(2015年) 保育原理 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文のうち、倉橋惣三の著作『育ての心』の一部として適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  子どもの心もちは、極めてかすかに、極めて短い。濃い心もち、久しい心もちは、誰でも見落とさない。かすかにして短き心もちを見落とさない人だけが、子どもと俱にいる人である。
B  すべての児童は、愛とまことによって結ばれ、よい国民として人類の平和と文化に貢献するように、みちびかれる。
C  教育はお互いである。それも知識を持てるものが、知識を持たぬものを教えてゆく意味では、或いは一方が与えるだけである。しかし、人が人に触れてゆく意味では、両方が、与えもし与えられもする。
D  子どもを愛するがいい。子どもの遊びを、楽しみを、その好ましい本能を、好意をもって見守るのだ。

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この過去問の解説 (3件)

01

倉橋惣三は、明治15年に生まれた児童心理学者です。
A.正しい
B.×
「すべての児童は、愛とまことによって結ばれ、よい国民として人類の平和と文化に貢献するように、みちびかれる。」この言葉は、児童憲章12の文章です。よってBは×となります。
C.正しい
D.「子どもを愛するがいい。 子どもの遊びを、楽しみを、その好ましい本能を、好意をもって見守るのだ」この言葉は、ルソーの『エミール』の一部です。よってDは×となります。
組み合わせより、2が正解です。

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02

倉橋惣三は、ドイツの教育学者フレーベルの影響を受けました。育ての心では
子どもたちの育ちだけでなく、親の育ち、教育者の育ちについて述べられています。子ども自身が自ら自由に遊ぶことで自己充実を目指しました。大人が子どもをコントロールしないという思想です。

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03

A→正しいです。

B→誤りです。
児童憲章12の文章です。

C→正しいです。

D→誤りです。
ルソーの「エミール」内の文章です。

倉橋惣三は大正から明治にかけての教育者です。
代表作は「育ての心」以外にも「幼稚園真諦」「子供賛歌」があります。

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