保育士の過去問
平成27年(2015年)
児童家庭福祉 問58
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問題
保育士試験 平成27年(2015年) 児童家庭福祉 問58 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、児童家庭福祉の理念や原理に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
- 「児童福祉法」第1条には、「すべて国民は、児童が心身ともに健やかに生まれ、且つ、育成されるよう努めなければならない」と規定されている。
- 「民法」で定める親権には、「監護及び教育の権利義務」が含まれる。
- 「児童の権利に関する条約」の前文には、「児童が、その人格の完全なかつ調和のとれた発達のため、家庭環境の下で幸福、愛情及び理解のある雰囲気の中で成長すべきである」とされている。
- 児童の福祉を保障するための原理は、「児童福祉法」第1章「総則」の中で明記されている。
- 「児童憲章」には、「児童福祉法の精神にしたがい、児童に対する正しい観念を確立し、すべての児童の幸福をはかるため」に定められたと明記されている。
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この過去問の解説 (3件)
01
2は、民法820条、監護及び教育の権利義務に「親権を行う者は、子の利益のために子の監護及び教育をする権利を有し、義務を負う。」と規定されているので正解です。
3は、児童の権利に関する条約(子どもの権利条約)において記述があるので正解です。
4は、「児童福祉法」第1章「総則」において児童福祉保障の原理について明記されているため正解です。
5は、児童憲章は、「われらは、日本国憲法の精神にしたがい、児童に対する正しい観念を確立し、すべての児童の幸福をはかるために、この憲章を定める。」とあり、設問では日本国憲法の箇所が児童福祉法になっているため5が不適切な記述といえます。
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02
1、適切
平成27年時点では問題文のとおりでしたが、平成28年に改正があり変更されています。
現在は「第一条 全て児童は、児童の権利に関する条約の精神にのっとり、適切に養育されること、その生活を保障されること、愛され、保護されること、その心身の健やかな成長および発達並びにその自立が図られることその他の福祉を等しく保証される権利を有する」と規定されています。
2、適切
民法において親権は「親権を行う者は、子の利益のために子の監護及び教育をする権利を有し、義務を負う。」と規定されています。
3、適切
問題文の通りです。
4、適切
児童福祉法 第一章「総則」の第三条に明記されています。
5、不適切
児童憲章の冒頭には「われらは、日本国憲法の精神にしたがい、児童に対する正しい観念を確立し、すべての児童の幸福をはかるために、この憲章を定める」と明記されています。
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03
1~4は記述通りです。
5 不適切です。
「児童福祉法」ではなく、「日本国憲法」の精神に従い~以下同文となります。
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