保育士の過去問
平成27年(2015年)
児童家庭福祉 問57

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問題

保育士試験 平成27年(2015年) 児童家庭福祉 問57 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、現代の子どもと家庭の状況に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  わが国の子どもの相対的貧困率は、平成24 年には約16%となり、約6~7人に1人が該当する。
B  平成24 年の子どもがいる現役世帯の相対的貧困率は約15%であり、そのうち、ひとり親家庭を含む「大人が1人」の世帯の相対的貧困率は約30%である。
C  日本の6歳未満の子どもを持つ男性の家事・育児時間は、平成22 年には一日平均1 . 07 時間でアメリカやスウェーデンの約3分の1程度となっている。
D  文部科学省は、平成24 年に、通常の学級に在籍する発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査を実施し、公表した。

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この過去問の解説 (3件)

01

Aは平成27年度版 子ども・若者白書によると「子どもの相対的貧困率は平成24(2012)年には16.3%となっている。」という記述があるので○です。

Bは、子供がいる現役世帯の相対的貧困率は15.1%であり、そのうち,大人が1人の世帯の相対的貧困率が54.6%であるため、×です。

Cは、「平成28年社会生活基本調査」の結果によると、日本は先進国中最低の水準で、スウェーデンの3分の1程度の数字といえます。そのため○です。

Dは、平成24年に「通常の学級に在籍する発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果について」という調査を行い公表しています。そのため○です。

以上のことから正解は2です。

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02

正解は、2です。Aから順に説明します。

A 適切です。
 平成27年度の相対的貧困率もほぼ同様です。

B 不適切です。
 子どものいる現役世帯の相対的貧困率は、約12%、ひとり親家庭は約55%となります。平成28年度調査でも、ほぼ同様です。

C 適切です。
平成28年度調査でも、やや時間は増えたものの同様の結果となっています。

D 適切です。
 特別支援教育の開始から5年を経て、実施状況の把握のため行いました。

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03

解答は2です。

A、◯
 問題文の通りです。

B、×
 厚生労働省から発表された「平成25年調査」に掲載されています。
 ひとり親家庭を含む「大人が1人」の世帯での相対的貧困率は54.6%です。

C、◯
 問題文の通りです。
 現在では男性の育児休暇を認めている企業も多くみられるようになりました。
 厚生労働省発表の「男性の育児休業取得率の推移」グラフによると、男性の育児休業取得率は少しずつ上昇傾向にあり、政府目標として2020年に13%を目標として掲げています。

D、◯
 この調査の目的の1つとして、健常児と様々な障害を抱える児を包括的に教育するインクルーシブ教育システムを構築していくに当たり、現状を把握することが重要である、としています。

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