保育士の過去問
平成27年(2015年)
社会福祉 問74

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問題

保育士試験 平成27年(2015年) 社会福祉 問74 (訂正依頼・報告はこちら)

次の表は、児童や障害者等の人権・権利に関する国内外の宣言や条約を採択等の古い順に並べたものである。(A)~(D)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

(A)
  ↓
児童憲章
  ↓
(B)
  ↓
経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約(国際人権A規約)
  ↓
障害者の権利宣言
  ↓
(C)
  ↓
(D)
  • (A)障害者の権利に関する条約  (B)世界人権宣言            (C)児童の権利に関する条約    (D)児童の権利に関する宣言
  • (A)世界人権宣言              (B)児童の権利に関する宣言  (C)児童の権利に関する条約    (D)障害者の権利に関する条約
  • (A)児童の権利に関する宣言    (B)児童の権利に関する条約  (C)障害者の権利に関する条約  (D)世界人権宣言
  • (A)児童の権利に関する宣言    (B)児童の権利に関する条約  (C)世界人権宣言              (D)障害者の権利に関する条約
  • (A)児童の権利に関する条約    (B)児童の権利に関する宣言  (C)障害者の権利に関する条約  (D)世界人権宣言

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この過去問の解説 (3件)

01

世界人権宣言は1948年12月10日に制定されました。児童憲章は、1951年5月5日に制定されました。先述の世界人権宣言をふまえて出されたのが、1959年11月20日に出されたのが児童の権利に関する宣言です。

そして、経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約(国際人権A規約)は1966年に採択されました。障害者の権利宣言は1975年12月9日に制定されました。児童の権利に関する条約は、1989年に採択されました。障害者の権利に関する条約は2006年に採択されています。

このことから、順番に並べると2が正解です。

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02

解答は2です。

 穴埋めをすると以下のようになります。
(A、世界人権宣言)

児童憲章

(B、児童の権利に関する宣言)

経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約(国際人権A規約)

障害者の権利宣言

(C、児童の権利に関する条約)

(D、障害者の権利に関する条約)


A、世界人権宣言
 世界人権宣言は、第二次世界大戦を経て昭和23年に定められました。
 基本的人権の在り方を初めて定めたものであり、この時はまだ法的な拘力があるものではありません。

B、児童の権利に関する宣言
 児童の権利に関する宣言が定められたのは1959年のことです。
 国際連合憲章と世界人権宣言に基づいています。

C、児童の権利に関する条約
 子どもの権利条約とも呼ばれます。
 1989年に国連で採択されました。日本で批准されたのは1994年のことです。

D、障害者の権利に関する条約
 障害者の権利に関する条約は2006年に国連にて採択されました。

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03

正解は、2です。Aから順に説明します。

A=世界人権宣言
 Aの次にある「児童憲章」は1951(昭和26)年に日本国憲法に基づいて制定された道義的規範です。 
 これより以前に採択されたものは、1948年に国際連合による「世界人権宣言」となります。第二次世界大戦ののち、大人も子ども含めたすべての人の人権を承認するための宣言です。

B=児童の権利に関する宣言
 「児童憲章」の後に続くのは、1959年に国際連合で採択された「児童の権利に関する宣言(児童権利宣言)」です。児童の最善の利益を初めて明文化しました。
 その後の国際人権A規約は、1966年に国際連合で採択された国際人権規約です。市民的及び政治的権利に関する国際規約(国際人権B規約)も国際人権規約です。

C=児童の権利に関する条約
 「障害者の権利宣言」は、1975年に国際連合で採択された、障害者の福祉を守る宣言です。
 その後に続くのは、1989年に国際連合で採択された「児童の権利に関する条約」です。児童の意見表明権を追加し、児童主体の内容となっています。

D=障害者の権利に関する条約
 2006年に国際連合で採択されました。障害者の保護や自由など、障害者に関する尊厳の尊重をうたう内容となっています。

 よって、正解は2となります。

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