保育士の過去問
平成27年(2015年)
社会福祉 問73
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問題
保育士試験 平成27年(2015年) 社会福祉 問73 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、当事者運動やセルフヘルプグループに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A セルフヘルプグループは、議会や行政に対する圧力団体となるなどソーシャルアクション機能をもつ。
B セルフヘルプグループは、専門職がいつも介在して、メンバー間の葛藤に関して調整したり、仲間関係が促進されるようなプログラムを組み立てなければならない。
C セルフヘルプグループは、相談機関の職員が支援計画を作成する際に、一つの社会資源として活用されることがある。
D セルフヘルプグループは、ピアカウンセリングが行われるなど会員同士の相互支援機能をもつ。
A セルフヘルプグループは、議会や行政に対する圧力団体となるなどソーシャルアクション機能をもつ。
B セルフヘルプグループは、専門職がいつも介在して、メンバー間の葛藤に関して調整したり、仲間関係が促進されるようなプログラムを組み立てなければならない。
C セルフヘルプグループは、相談機関の職員が支援計画を作成する際に、一つの社会資源として活用されることがある。
D セルフヘルプグループは、ピアカウンセリングが行われるなど会員同士の相互支援機能をもつ。
- (A)○ (B)○ (C)○ (D)×
- (A)○ (B)× (C)○ (D)○
- (A)× (B)○ (C)○ (D)○
- (A)× (B)○ (C)× (D)×
- (A)× (B)× (C)× (D)○
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この過去問の解説 (3件)
01
Aは、セルフヘルプグループは気持ちを分かち合う活動から派生して、講演会を開いたり要望書などを提出し、行政機関の会議に参加して政策提言を行うなど社会への啓発活動につながっているので○です。
Bは、セルフケアグループはそもそも当事者同士で活動を行っているため×です。
Cは、当事者同士で話し合うことなどにより、抱えている問題の解決法や調査や研究に役立つこともあり、それを支援計画に反映させることができるので○です。
Dは、体験者自身や体験者の親など問題を抱えている先輩から話を聞くことができ、意見やアドバイスをもらうことができるなど相互支援の側面を持つため○です。
組み合わせると、2が正解です。
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02
A、◯
要望書の提出や、行政機関の会議へ参加し当事者の視点を政策に活かすための政策提言などの活動をします。
B、×
セルフヘルプグループの活動では、専門職によりプログラムの組み立てが必要ですが、必ずしも専門職が介在するプログラムである必要はありません。
その日のメンバーや目的によってプログラムの内容は変わります。
C、◯
問題文の通りです。
D、◯
セルフヘルプグループとは自助グループとも呼ばれます。
疾病や障害、依存症など、様々な生きづらさ、共通の問題を感じる人たちが自主的につながり、共感や情報を分かち合うグループです。
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03
A・C・D 適切です。
セルフヘルプグループ(自助グループ)とは、同じ障害、疾病等を持つ者同士、又はその家族で、情報交換や助け合いを行うグループを指します。例として、アルコール依存症や、摂食障害等その他数多く存在しています。
人に理解されにくい課題を抱えている人たちの居場所ともいえる、重要な集まりです。
社会福祉の実施主体の中に含まれおり、相談機関の支援計画作成の際、その知識や課題解決の過程等を参考にすることもあります。
B 不適切です。
グループの運営を専門家に委ねる事はありません。当事者達による独立した団体となります。
しかし、実際は臨床心理士などの専門家も参加し、進行役(ファシリテーター)を努める事もあります。あくまで主体は当事者の方々です。
よって、正解は2となります。
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