保育士の過去問
平成27年(2015年)
保育の心理学 問93

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問題

保育士試験 平成27年(2015年) 保育の心理学 問93 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、保育における集団編成についての記述である。(A)~(D)にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

保育においてはさまざまな集団編成が行われる。集団単位には、学年や性別などの(A)に決定される集団と、座席や活動のグループなどの(B)の裁量によって決定される集団がある。保育現場では、月齢や能力などを考慮して集団を編成するだけでなく、子どもの興味をきっかけに形成される(C)な集団を活動単位とすることもある。座席グループを編成する場合、幼児が自由に席を決めると、仲間と(D)位置関係を好むといった行動は、4歳頃からみられるという。

【語群】
ア  制度的・生物学的
イ  自然発生的
ウ  保育所長
エ  社会的・物理的
オ  並びあう
カ  保育士
キ  意図的
ク  向かいあう
  • (A)ア   (B)ウ   (C)イ    (D)オ
  • (A)ア   (B)ウ   (C)キ    (D)ク
  • (A)ア   (B)カ   (C)イ    (D)オ
  • (A)エ   (B)カ   (C)イ    (D)ク
  • (A)エ   (B)カ   (C)キ    (D)ク

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この過去問の解説 (4件)

01

保育において行われる集団編成については、学年や性別などの「制度的・生物学的」に決定させる集団と、座席や活動のグループなどの「保育士」の裁量によって決定される集団があるため、AとBにはアとカがはいります。

ちなみに、学年や性別は「社会的・物理的な決定」にが該当せず、裁量は保育所長に限定されません。

また、「月齢や能力などを考慮して集団を編成する」という部分は保育士側が「意図的」に編成した集団であり、子どもの興味をきっかけに編成される集団は「自然発生的」なものであるので、Cにはイが入ります。

4歳頃になると、子どもは仲間といることの喜びや楽しさをより感じるようになり、仲間とのつながりが深まっていきます。そのため、座席グループを編成すると、仲間とオの「並び合う」傾向が見られます。「向かい合う」は対峙するイメージがあるので、この時期はまだ並んで仲良くすることを好む傾向にあります。

このことから組み合わせると、3が正解です。

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02

解答は3です。

穴埋めをすると以下のようになります。
保育においてはさまざまな集団編成が行われる。集団単位には、学年や性別などの(A、制度的・生物学的)に決定される集団と、座席や活動のグループなどの(B、保育士)の裁量によって決定される集団がある。保育現場では、月齢や能力などを考慮して集団を編成するだけでなく、子どもの興味をきっかけに形成される(C、自然発生的)な集団を活動単位とすることもある。座席グループを編成する場合、幼児が自由に席を決めると、仲間と(D、並び合う)位置関係を好むといった行動は、4歳頃からみられるという。

 保育の現場においては、子どもたちの集団編成も保育環境の一部としてとらえます。
 その日の活動の内容や目的、対象となる子どもたちの年齢などに着目して集団編成を行うことで、活動の質が変わります。

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03

正解は、「3 .(A)ア (B)カ (C)イ (D)オ」です。

保育においてはさまざまな集団編成が行われる。集団単位には、学年や性別などの(制度的・生物学的)に決定される集団と、座席や活動のグループなどの(保育士)の裁量によって決定される集団がある。

保育現場では、月齢や能力などを考慮して集団を編成するだけでなく、子どもの興味をきっかけに形成される(自然発生的)な集団を活動単位とすることもある。

座席グループを編成する場合、幼児が自由に席を決めると、仲間と(並びあう)位置関係を好むといった行動は、4歳頃からみられるという。

集団でも活動を意識したうえで、意図的な構成と自然に発生したものをうまく生かしながら保育していくことが大切です。

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04

正解は3です。

以下が正しい文章です。

保育においてはさまざまな集団編成が行われる。集団単位には、学年や性別などの(A、制度的・生物学的)に決定される集団と、座席や活動のグループなどの(B、保育士)の裁量によって決定される集団がある。保育現場では、月齢や能力などを考慮して集団を編成するだけでなく、子どもの興味をきっかけに形成される(C、自然発生的)な集団を活動単位とすることもある。座席グループを編成する場合、幼児が自由に席を決めると、仲間と(D、並び合う)位置関係を好むといった行動は、4歳頃からみられるという。

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