保育士の過去問
平成28年(2016年)前期
社会的養護 問33

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問題

保育士試験 平成28年(2016年)前期 社会的養護 問33 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、児童養護施設における施設職員の専門性の向上に関する記述である。適切な記述を〇、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  職員は、常に自己研鑽に励み、施設の目的を達成するために必要な知識及び技能の修得、維持及び向上に努めなければならない。
B  OJT(On the Job Training)とは、入所している子どもの課題を職員全員で討議するケース検討会議への参加や外部の研修を受けることである。
C  スーパービジョンとは、施設長や基幹的職員(スーパーバイザー)が、経験の浅い職員や問題を抱えている職員(スーパーバイジー)に対して、その能力を最大限に生かしてよりよい支援ができるように援助することである。
D  施設運営の質は施設長による部分が大きいことから、施設長の資格要件が規定され、研修が義務化されている。
  • (A)○  (B)○  (C)○  (D)○
  • (A)○  (B)○  (C)×  (D)×
  • (A)○  (B)×  (C)○  (D)○
  • (A)×  (B)○  (C)×  (D)○
  • (A)×  (B)×  (C)○  (D)×

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 3 です。

児童福祉施設の施設長や職員は、常に専門性の向上に努めることが求められています。


各記述については、以下の通りです。

A.
職場外の研修だけでなく、
職場内での職務を通して研修やスーパービジョン等
の体制を整えていくことが大切です。【○】

B.
OJTとは、上司や先輩が部下や後輩に行う
教育訓練のことです。よって【×】

C.
スーパービジョンの方法としては、
個人スーパービジョン、
グループスーパービジョン、
ライブスーパービジョン、
ピアスーパービジョン等があり、
ケースの内容やスーパーバイジーの力量によって
効果的な方法を選択したり組み合わせたりします。
【○】

D.
1950年に設立された全国児童養護施設協議会は、
全国的な連絡調整を行い、
研究事業や研修会等を通して
施設長や職員の資質向上に取り組んでいます。
施設長の資格要件や研修の義務化については、
厚生労働省の省令(平成23年)に
盛り込まれました。【○】

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02

A→正しいです。
職員が施設内外で自主的に研修活動を行うことをSDSと呼びます。
施設側も財源の負担や場所の提供等の援助をすることが求められます。

B→誤りです。
OJTとは、主に先輩職員が後輩職員に対して行う、実際の業務を通して指導する教育訓練のことです。
OJTに対して、設問のような日常業務を離れての研修はOff−JTと呼ばれています。

C→正しいです。
スーパービジョンは、「教育係」などがよい例です。
個々に合わせた教育法が求められます。

D→正しいです。
平成23年に「児童福祉施設最低基準」が改正され、施設長の資格要件の明確化と研修の義務化が盛り込まれました。

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03

正解は3です。

A 適切です。

B OJTとは職場の上司や先輩職員が部下や後輩職員に対して指導を行う、いわゆる新人教育のことを言います。

C 適切です。

D 適切です。

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