保育士の過去問
平成28年(2016年)前期
児童家庭福祉 問48
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問題
保育士試験 平成28年(2016年)前期 児童家庭福祉 問48 (訂正依頼・報告はこちら)
次の【Ⅰ群】の児童福祉施設と【Ⅱ群】の役割を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【Ⅰ群】
A 医療型障害児入所施設
B 医療型児童発達支援センター
C 情緒障害児短期治療施設
D 児童家庭支援センター
【Ⅱ群】
ア 地域の児童の福祉に関する各般の問題につき、児童に関する家庭その他からの相談のうち、専門的な知識及び技術を必要とするものに応じ、必要な助言を行う。
イ 保護者のない児童、虐待されている児童その他環境上養護を要する児童を入所させて、これを養護し、あわせて退所した者に対する相談その他の自立のための援助を行う。
ウ 日常生活における基本的動作の指導、独立自活に必要な知識技能の付与又は集団生活への適応のための訓練及び治療を行う。
エ 軽度の情緒障害を有する児童を、短期間、入所させ、又は保護者の下から通わせて、その情緒障害を治し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行う。
オ 保護、日常生活の指導、独立自活に必要な知識技能の付与及び治療を行う。
【Ⅰ群】
A 医療型障害児入所施設
B 医療型児童発達支援センター
C 情緒障害児短期治療施設
D 児童家庭支援センター
【Ⅱ群】
ア 地域の児童の福祉に関する各般の問題につき、児童に関する家庭その他からの相談のうち、専門的な知識及び技術を必要とするものに応じ、必要な助言を行う。
イ 保護者のない児童、虐待されている児童その他環境上養護を要する児童を入所させて、これを養護し、あわせて退所した者に対する相談その他の自立のための援助を行う。
ウ 日常生活における基本的動作の指導、独立自活に必要な知識技能の付与又は集団生活への適応のための訓練及び治療を行う。
エ 軽度の情緒障害を有する児童を、短期間、入所させ、又は保護者の下から通わせて、その情緒障害を治し、あわせて退所した者について相談その他の援助を行う。
オ 保護、日常生活の指導、独立自活に必要な知識技能の付与及び治療を行う。
- (A)ウ (B)オ (C)エ (D)ア
- (A)ウ (B)オ (C)エ (D)イ
- (A)オ (B)ア (C)ウ (D)イ
- (A)オ (B)ウ (C)イ (D)ア
- (A)オ (B)ウ (C)エ (D)ア
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この過去問の解説 (4件)
01
A―オ
B―ウ
C―エ
D―ア
■医療型障害児入所施設
障がいのある児童に入所を通じて、治療を含めた保護、日常生活の指導、独立自活に必要な知識や技能の付与を行う施設。
児童福祉法に基づく福祉サービス「障害児入所支援」の1つです。
■医療型児童発達支援センター
上肢、下肢又は体幹の機能の障がいのある児童に、医療型児童発達支援センター等において児童発達支援及び治療を行う。
児童福祉法に基づく福祉サービス「障害児通所支援」の1つです。
■情緒障害児短期治療施設
情緒障害のある子どもが入所または通所し、心理治療やスタッフの支援によって安心感をもち、共同生活を通して社会のルールを学ぶ。
必要に応じて家族支援も行い、退所した後も継続的にサポートをしていきます。
■児童家庭支援センター
児童家庭支援センターとは、地域の児童、家庭の福祉の向上を図ることを目的に、児童福祉法により設置された福祉施設です。
地域の児童に関する、児童、家庭、地域住民その他からの相談に応じ、必要な助言を行います。
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02
児童養護施設は保護者のいない児童・虐待されている児童を相談所の判断で入所させ、養育する場所なので、主導権が少し異なります。
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03
Aに関する記述はオです。
医療型障害児入所施設とは、障害のある児童を入所させて、保護、日常生活の指導、独立自活に必要な知識技能の付与及び治療を行うサービスです。
対象は、施設等に入所させてのケアが必要と認められた自閉症児、肢体不自由児、重症心身障害児です。
Bに関する記述はウです。
児童発達支援センターとは、障害のある児童に身近な地域で支援を提供する施設です。
日常生活における基本的動作の指導、自活に必要な知識や技能の付与、または集団生活への適応のための訓練等を行います。
対象者は、身体に障害のある児童や知的障害のある児童または精神に障害のある児童(発達障害児を含む)、さらに児童相談所、市町村保健センター、医師等により療育の必要性が認められた児童等です。
Cに関する記述はエです。
情緒障害児短期治療施設(2017年より『児童心理治療施設』に名称変更されました)は、軽度の情緒障害のある児童が短期間入所、または保護者のもとから通い、情緒障害を治すことを目的とする施設です。
具体的には、緘黙(かんもく:口を閉じて何もいわず、押しだまる)や不登校、反抗、乱暴、窃盗、授業の妨害などの問題行動やチックや爪かみ、夜尿、拒食などの神経性習癖などを有する児童を対象に各種心理療法や生活指導、教育を行い、社会適応性を高めます。
Dに関する記述はアです。
児童家庭支援センターは、子どもと家庭に関する様々な相談に応じる専門援助機関で、地域住民等からの相談に応じ必要な助言、指導を行います。また、児童相談所、児童福祉施設など、関係する機関の連絡調整も行います。
よって正解の組み合わせは5となります。
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04
障害児入所施設には「医療型」と「福祉型」に分かれます。
医療型では、入所する障害児に対して、保護、日常生活の指導、自活に必要な知識技能の付与及び治療を行うとされています。自閉症児や肢体不自由児などが対象です。
B( 医療型児童発達支援センター)
こちらも「医療型」と「福祉型」に分かれています。A(医療型障害児入所施設)との違いは、通所か入所かの違いで目的は同じです。
C(情緒障害児短期治療施設)
現在は「児童心理治療施設」と呼ばれているので注意してください。
D(児童家庭支援センター)
児童福祉法により設置された福祉施設です。
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