保育士の過去問
平成28年(2016年)前期
児童家庭福祉 問47

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問題

保育士試験 平成28年(2016年)前期 児童家庭福祉 問47 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、「児童虐待の防止等に関する法律」における「目的」の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

児童虐待が児童の( A )を著しく侵害し、その心身の成長及び人格の形成に重大な影響を与えるとともに、我が国における将来の世代の育成にも懸念を及ぼすことにかんがみ、児童に対する虐待の禁止、児童虐待の予防及び( B )その他の児童虐待の防止に関する国及び地方公共団体の責務、児童虐待を受けた児童の保護及び( C )の支援のための措置等を定めることにより、児童虐待の防止等に関する施策を促進し、もって児童の権利利益の擁護に資することを目的とする。

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この過去問の解説 (4件)

01

この法律において、児童虐待とは、保護者が監護、つまり面倒をみている児童(18歳未満)について、暴行を加えたり、わいせつ行為、心身の正常な発達を妨げたりする。つまり最初のAに当てはまる「人権」が当てはまります。Bの「早期発見」は児童虐待の予防及び早期発見を行い、児童の保護者に対する必要な配慮をした適切な指導や支援を行い、良好な家庭環境で生活していくために行います。そしてCは、虐待を受けてしまった児童や保護者に児童相談所関係機関の職員・学校の教職員・児童福祉施設の職員がつき、自立の支援に努めます。よって正解は4になります。

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02

正解:4

児童虐待の防止等に関する法律(平成12年法律第82号)は、児童虐待を防止を目的として制定された法律。一般的に児童虐待防止法と呼ばれています。

その目的は、
『児童虐待が児童の人権を著しく侵害し、その心身の成長及び人格の形成に重大な影響を与えるとともに、我が国における将来の世代の育成にも懸念を及ぼすことにかんがみ、児童に対する虐待の禁止、児童虐待の予防及び早期発見その他の児童虐待の防止に関する国及び地方公共団体の責務、児童虐待を受けた児童の保護及び自立の支援のための措置等を定めることにより、児童虐待の防止等に関する施策を促進し、もって児童の権利利益の擁護に資すること。』
とされています。

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03

児童虐待の防止に関する法律 (目的) 第一条には下記のように記されています。


『第一条 この法律は、児童虐待が児童の(A人権)を著しく侵害し、その心身の成長及び人格の形成に重大な影響を与えるとともに、我が国における将来の世代の育成にも懸念を及ぼすことにかんがみ、児童に対する虐待の禁止、児童虐待の予防及び(B早期発見)その他の児童虐待の防止に関する国及び地方公共団体の責務、児童虐待を受けた児童の保護及び(C自立)の支援のための措置等を定めることにより、児童虐待の防止等に関する施策を促進し、もって児童の権利利益の擁護に資することを目的とする。』

よって正解の組み合わせは4となります。

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04

問題は「児童虐待の防止等に関する法律」の第一条の文言です。
この法律でいう児童は18歳未満の者をさし、保護者の中には児童福祉施設長や里親も含まれます。
児童虐待の防止に関する国や地方公共団体の責務等も規定してあり、近年の虐待相談数の増加や深刻化により2000年に独立した法律が制定されました。

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