保育士の過去問
平成28年(2016年)前期
保育の心理学 問87

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問題

保育士試験 平成28年(2016年)前期 保育の心理学 問87 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、子どもの仲間との関わりについての記述である。下線部(a)~(d)に関連の深い語句を【語群】から選択した場合の最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。

2~3歳頃では、(a)近くで同じような遊びをしていても、互いのやりとりはみられないことが多い。活発にやりとりをして遊ぶようになると、(b)自分がやりたいことと仲間のやりたいこととのぶつかり合いを経験することになる。その後、4~5歳になると、(c)相手の立場に立って、自分とは異なる相手の気持ちや考えを徐々に理解できるようになっていく。したがって、保育士は子ども相互の気持ちや思いをつなぎ、子どもが(d)自分自身の気持ちをコントロールする力を身につけるように配慮する必要がある。

【語群】
ア  連合遊び
イ  対人葛藤
ウ  共感
エ  自己調整力
オ  平行遊び
カ  対人拮抗
キ  役割取得
ク  対人調整力
  • (A)ア  (B)イ  (C)キ  (D)エ
  • (A)ア  (B)カ  (C)ウ  (D)エ
  • (A)オ  (B)イ  (C)ウ  (D)ク
  • (A)オ  (B)イ  (C)キ  (D)エ
  • (A)オ  (B)カ  (C)ウ  (D)ク

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この過去問の解説 (3件)

01

正解:4

(a)―オ
(b)―イ
(c)―キ
(d)―エ

(a)近くで同じような遊びをしていても、互いのやりとりはみられないことが多い・・・平行遊び

(b)自分がやりたいことと仲間のやりたいこととのぶつかり合いを経験することになる・・・対人葛藤

(c)相手の立場に立って、自分とは異なる相手の気持ちや考えを徐々に理解できるようになっていく・・・役割取得

(d)自分自身の気持ちをコントロールする力を身につける・・・自己調整力


<用語解説>
■平行遊び・・・子どもたちが何か遊びをする場合、互いに関わりを持たない遊び

■連合遊び・・・互いが関係性を持つものの、あくまで自分が中心となる

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02

正解は4です。

個人でのあそびから他者とのあそびへとかかわりが広がり、時にはぶつかりあいながら、他者の立場を理解したり、自己を調整する力を獲得していきます。

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03

aの記述にあてはまるのは、オの平行遊びです。
平行遊びとは同じ場所で同じような遊びをそれぞれが 楽しんでいる状態のことをさします。

bの記述にあてはまるのは、イの対人葛藤です。
対人葛藤とは、個人の欲求・目標・期待が,他者に よって妨害されていると個人が知覚するときに生じる 対人的過程と考えられています。

cの記述にあてはまるのはキの役割取得です。
役割取得とは、他者の知覚,感情,思考を自己の立場 からだけではなく,他者の立場からも理解する能力です。

dの記述にあてはまるのは、エの自己調整能力です。
自己調整能力とは、自己の欲求がさまざまな状況によって規制された時に、問題を解決していくための力です。

よって正解の組み合わせは4となります。

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