保育士の過去問
平成28年(2016年)前期
子どもの保健 問113

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

保育士試験 平成28年(2016年)前期 子どもの保健 問113 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、子どもの心身症に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  心身症は身体的な器質的・機能的障害があり、その発症と経過に心理・社会的影響が強く関係する。
B  起立性調節障害は、思春期前後に生じる循環器系、内分泌系の急激な変化によってもたらされる身体疾患である。
C  過換気症候群で呼吸困難を訴えている場合は、意識的に過呼吸を続けさせる。
D  過敏性腸症候群では、刺激物の摂取や胃腸炎の感染などの身体的要因が症状の増悪因子になる。
  • (A)○  (B)○  (C)○  (D)×
  • (A)○  (B)○  (C)×  (D)○
  • (A)○  (B)×  (C)×  (D)○
  • (A)×  (B)×  (C)○  (D)×
  • (A)×  (B)×  (C)×  (D)×

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

心身症とは、特定の病気を言うのではなく、心が大きく関与する病気であり、症状は体に現れます。
心身症は0歳から発症し、一般的に年齢があがるにつれ発症数が増え、年齢によって同じ症状でも病名が異なってくるものもあります。
乳児期では主な症状に消化器系疾患(嘔吐・下痢や便秘など)、アトピー性皮膚炎など。
幼児期では、乳児期の症状に加え周期性嘔吐症(原因が明らかでない嘔吐)、気管支喘息。
思春期では、起立性調節障害(立ちくらみ、倦怠感、頭痛など)が多くなります。
それ以後は、摂食障害、過敏性腸症候群(腹痛の持続、便の状態や回数の変化)、過換気症候群(過呼吸により動悸、手足のしびれ、けいれんなどがおこる)も増加します。

A:○ 先に述べたとおりです。

B:○ 先に述べたとおりです。

C:× 過呼吸状態を落ち着かせるために、意識的に呼吸を遅くさせる必要があります。

D:○ 記述のとおりです。

よって正解は 2 です。

参考になった数17

02

正解は2です。

A 〇 適切です。
心身症は身体的な器質的・機能的障害があり、その発症と経過に心理・社会的影響が強く関係します。

B 〇 適切です。
起立性調節障害は、思春期前後に生じる循環器系、内分泌系の急激な変化によってもたらされる身体疾患です。

C × 不適切です。
過換気症候群で呼吸困難を訴えている場合は、意識的に過呼吸を続けさせるのではなく、意識的に呼吸を遅くさせます。

D 〇 適切です。
過敏性腸症候群では、刺激物の摂取や胃腸炎の感染などの身体的要因が症状の増悪因子になります。

参考になった数11

03

正解は2です。

A 適切です。身体的な器質的・機能的障害があり、その発症と経過に心理・社会的影響が強く関係してきます。

B 適切です。起立性調節障害は、思春期前後に生じる循環器系、内分泌系の急激な変化によってもたらされる身体疾患のことを言います。

C 過換気症候群で呼吸困難を訴えている場合は、意識的に呼吸を遅くし、落ち着かせる必要があります。

D 適切です。過敏性腸症候群では、刺激物の摂取や胃腸炎の感染などの身体的要因が症状の増悪因子になります。

参考になった数5