保育士の過去問
平成28年(2016年)後期
児童家庭福祉 問43
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問題
保育士試験 平成28年(2016年)後期 児童家庭福祉 問43 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、若者の結婚、出産、子育て等をめぐる状況についての記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
- 厚生労働省「第1回21世紀成年者縦断調査(平成24年成年者)及び第11回21世紀成年者縦断調査(平成14年成年者)の概況」における「性、正規・非正規別にみた 20代独身者の結婚意欲ありの者の割合」では、平成14年、平成24年とも、非正規就労と比較して正規就労の方が「結婚意欲あり」の割合が高かった。
- 厚生労働省「第1回21世紀成年者縦断調査(平成24年成年者)調査の概要」における「性、正規・非正規別にみた 20 代独身者の交際異性ありの者の割合」では、女性と比較し差が大きい男性でも正規就労と非正規就労における差は10%以内におさまっていた。
- 厚生労働省「第1回21世紀成年者縦断調査(平成24年成年者)及び第11 回21世紀成年者縦断調査(平成14年成年者)の概況」における「性、正規・非正規別にみた20代独身者の結婚意欲ありの者の割合」では、平成14年と比較して平成24年には、男女とも「結婚意欲あり」の割合が高まっていた。
- 国立社会保障・人口問題研究所「第14回出生動向基本調査(夫婦調査)」(2010年)における「妻の年齢別にみた、理想の子ども数を持たない理由」として、「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」と比較し、「自分の仕事(勤めや家業)に差し支えるから」を選択した割合が多かった。
- 総務省「労働力調査」、「労働力調査特別調査」によると、2014年現在、15歳~ 24歳で非正規雇用の割合は約3割であった。
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この過去問の解説 (4件)
01
2.× 男性では12%の差がでています。
3.× 男性の非正規では、1.8%減少しています。女性の非正規は増加しています。
4.× 「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」の割合がかなり高いです。どの年代と比べても、「自分の仕事(勤めや家業)に差し支えるから」の3倍以上を占めています。
5.× 48.6%で約5割といえます。
よって正解は 1 です。
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02
1適切です。第1回21世紀成年者縦断調査(平成24年成年者)及び第11回21世紀成年者縦断調査(平成14年成年者)の概況」における「性、正規・非正規別にみた 20代独身者の結婚意欲ありの者の割合」では、平成14年、平成24年とも、非正規就労と比較して正規就労の方が「結婚意欲あり」の割合が高いという結果が出ました。
2第1回21世紀成年者縦断調査(平成24年成年者)調査の概要」における「性、正規・非正規別にみた 20 代独身者の交際異性ありの者の割合」を男女別に見た時、男性の正規就労は30.7%、非正規就労は18.7%と12%の差が出ています。
3厚生労働省「第1回21世紀成年者縦断調査(平成24年成年者)及び第11 回21世紀成年者縦断調査(平成14年成年者)の概況」における「性、正規・非正規別にみた20代独身者の結婚意欲ありの者の割合」では、平成14年と比較して平成24年には、非正規就労の男性の「結婚意欲あり」の割合が減り、非正規就労の女性の割合が増えています。
4「第14回出生動向基本調査(夫婦調査)」における妻の年齢別にみた、理想の子ども数を持たない理由」では「お金がかかりすぎるから」という回答が圧倒的に多いことがわかりました。
5総務省「労働力調査」、「労働力調査特別調査」によると、2014年現在、15歳~ 24歳で非正規雇用の割合は48.6%で約半数であることがわかりました。
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03
1 適切な記述です。
2 × 不適切です。
男性は12%と10%を超えています。
女性は7.5%と10%以内です。
3 × 不適切です。
女性は正規、非正規とも割合が高まっていました。
男性の非正規における割合は1.8%下がっています。
4 × 不適切です。
予定の子ども数が理想の子ども数を下回る理由として最も多いのは「子育てにお金がかかりすぎるから」で特に30歳未満の若い世代で多くなっています。一方30歳以上では「欲しいけれどもできない」という身体的理由が高くなっています。
5 × 不適切です。
2014年現在、15歳~ 24歳で非正規雇用の割合は48.6%で約5割です。
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04
2.× 女性と比較し男性のほうが差が大きいという点は正確ですが、男性の差は「12%」です。
3.× 女性の非正規は増加している一方で、男性の非正規では1.8%減少しています。
4.× 「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」という理由が一番です。
5.× 48.6%です。15歳~ 24歳の非正規雇用の割合は約半数と覚えておきましょう。
正解は1です。
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