保育士の過去問
平成28年(2016年)後期
社会福祉 問61
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問題
保育士試験 平成28年(2016年)後期 社会福祉 問61 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、社会福祉の発展過程に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 社会福祉の発展過程の中で、生活困窮者への援助等を行った宗教的な慈善が大きな役割を果たした。
B 今日、宗教法人は社会福祉法人と同じように、第一種社会福祉事業の経営を行うことができる。
C 社会福祉の発展過程の中で、資本主義という経済的な要因は社会福祉の形成に大きな役割を果たした。
D 今日、株式会社等の営利法人は社会福祉法人と同じように、第一種社会福祉事業の経営を行うことができる。
A 社会福祉の発展過程の中で、生活困窮者への援助等を行った宗教的な慈善が大きな役割を果たした。
B 今日、宗教法人は社会福祉法人と同じように、第一種社会福祉事業の経営を行うことができる。
C 社会福祉の発展過程の中で、資本主義という経済的な要因は社会福祉の形成に大きな役割を果たした。
D 今日、株式会社等の営利法人は社会福祉法人と同じように、第一種社会福祉事業の経営を行うことができる。
- ( A )○ ( B )○ ( C )○ ( D )×
- ( A )○ ( B )○ ( C )× ( D )○
- ( A )○ ( B )× ( C )○ ( D )×
- ( A )× ( B )○ ( C )○ ( D )○
- ( A )× ( B )× ( C )× ( D )○
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この過去問の解説 (3件)
01
記述の通りです。例えば、カトリック修道女ラクロットによる「慈仁堂」、仏教徒による「福田会育児院」など。
B ×
第1種社会福祉事業は、利用者への影響が大きいため、経営安定を通じた利用者の保護の必要性が高い事業(主として入所施設サービス)であり、経営主体は行政および社会福祉法人が原則です。
(厚生労働省より)
C ○
資本主義の発展家庭のなかで生み出された国民の貧困化、それによる貧困家庭の児童、棄児、貧孤児の出現と救済が社会問題となりました。
D ×
第1種社会福祉事業は、利用者への影響が大きいため、経営安定を通じた利用者の保護の必要性が高い事業(主として入所施設サービス)であり、経営主体は行政および社会福祉法人が原則です。
(厚生労働省より)
以上のことから、正解は 3 です。
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02
A ○ 適切です。
宗教的な慈善は社会福祉の発展に大きな役割を果たしました。日本では仏教思想に基づいた聖徳太子による四箇院に始まり、儒教やキリスト教思想による慈善事業は現在の社会福祉機関の前身となっているものが多くあります。
B × 不適切です。
第一種社会福祉事業は原則として国、地方公共団体、社会福祉法人だけが実施主体となる事が出来ます。
C ○ 適切です。
資本主義体制がもつ矛盾に対する対応策として社会福祉は発展してきました。
D × 不適切です。
株式会社などの営利法人が運営主体となれるのは第二種社会福祉事業です。
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03
A 適切です。
B 第1種社会福祉事業は、利用者への影響が大きいため、経営が安定していることが条件となり、国や自治体、社会福祉法人であることが原則とされています。第1種社会福祉事業は乳児院や児童養護施設など入所型の施設が主になっています。
C 適切です。
D 株式会社等は利用者の保護が必要とされている第1種社会福祉事業への参入はできません。在宅生活を支えることを目的としている保育所やデイサービス事業への参入はできるので、企業型の小規模保育所等が現在増えてきています。
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