保育士の過去問
平成28年(2016年)後期
社会福祉 問62

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問題

保育士試験 平成28年(2016年)後期 社会福祉 問62 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、ノーマライゼーションに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  施設入所者が、施設の日課や規則によって自由を奪われ生活を楽しめないような状態は、ノーマライゼーションの理念に反している。
B  入所施設において季節ごとの行事を実施することは、ノーマライゼーションの理念を実現することに結び付かない。
C  福祉サービスの利用者が平均的経済水準を保障されることは、ノーマライゼーションの理念の実現に直接結び付く。
D  施設入所者が地域の人々との交流を持ちにくい生活をおくる状態は、ノーマライゼーションの理念に反している。
  • ( A )○  ( B )○  ( C )○  ( D )×
  • ( A )○  ( B )×  ( C )○  ( D )○
  • ( A )○  ( B )×  ( C )○  ( D )×
  • ( A )×  ( B )○  ( C )×  ( D )○
  • ( A )×  ( B )×  ( C )×  ( D )○

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

ノーマライゼーションとは障害の有無にかかわらず、誰もが地域において普通(ノーマル)の生活を営み、差別されず、それが当たり前な社会を目指そうという考え方です。

A ○ 適切です。
日課や規則による自由のはく奪は安全で快適な日常生活を送るというノーマライゼーションの理念に反します。

B × 不適切です。
施設で行事などを積極的に取り入れることは家庭に近い生活を送ることになり、ノーマライゼーションを具体化しています。

C ○ 適切です。
福祉サービスの利用者が平均的経済水準を保障されることは、ノーマライゼーションの理念に結びつきます。

D ○ 適切です。
施設入所者が地域の人々と交流をもち、地域に溶け込めるような環境を整えることは重要です。

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02

正解は2です。
※ノーマライゼーションとは障害を持つ人とそうでない人とが平等な立場で社会生活を送ろうという考え方のことを言います。

A 適切です。施設入所者が、施設の日課や規則によって自由を奪われ生活を楽しめないような状態は、ノーマライゼーションの理念に反しています。

B 入所施設において季節ごとの行事を実施し利用者が生活を楽しめる環境を作ることはノーマライゼーションの考え方であると言えます。

C 適切です。福祉サービスの利用者が平均的経済水準を保障されることは、ノーマライゼーションの理念の実現に直接結び付きます。

D 適切です。施設入所者が地域の人々との交流を持ちにくい生活をおくる状態は、ノーマライゼーションの理念に反しています。

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03

A ○
障害の有無を問わず、日本国憲法第12条によって自由権をもっていることから、
自由が保障されなくてはなりません。

B ×
日本国憲法第25条「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」につながります。

C ○
平均ではなく「最低限度の生活」が保障されます。

D ○
「地域で当たり前の生活を」という理念があります。

以上のことから、正解は 2 です。

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