保育士の過去問
平成28年(2016年)後期
子どもの食と栄養 問131

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問題

保育士試験 平成28年(2016年)後期 子どもの食と栄養 問131 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、幼児期の咀しゃく機能に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  1歳半頃に奥歯に相当する第一乳臼歯が生え始める。
B  咀しゃく機能は、乳歯の生え揃う頃までに獲得される。
C  上下の奥歯(第二乳臼歯)が生え揃う前から、大人と同じような固さの食べ物を与える。
D  乳歯は生え揃うと、上下10本ずつとなる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は、2です。Aから順に説明します。

A 適切です。
 6~8ヶ月頃に下顎前歯から生え始め、1歳半頃には第一乳臼歯の生え始めとなります。

B 適切です。
 乳歯の生え揃う3歳頃には、咀嚼機能も共に備わっていきます。

C 不適切です。
 上下の奥歯の生え揃いを確認し、咀嚼機能の様子をみながら、徐々に大人と同じような固さのものを小さいものから与えるようにします。

D 適切です。
 2歳半~3歳頃に生え揃います。少し隙間の空いた歯並びの場合、虫歯になりにくく、永久歯も生えやすくなります。永久歯の生え揃いは12~13歳です。

 よって、正解は2となります。

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02

正解:2

A―〇
B―〇
C―×
D―〇

上下の奥歯(第一乳臼歯)が生え揃う前に固い食物を与えると、噛まない、丸呑みをする、硬いものが嫌い、偏食がある、などの子に育つことがあると言われています。
丸呑みで食べる子は過食しやすく肥満の原因になるとも言われているので注意が必要です。

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03

正解は2です。

A 適切です。

B 適切です。

C 上下の奥歯(第二乳臼歯)が生え揃う前から、大人と同じような固さの食べ物を与えてしまうと、食べ物が噛みづらいことから、噛まずに飲み込んでしまったり食べることが子どもにとって苦痛になってしまう可能性があるので咀嚼段階などに沿って食べ物の形状や固さを変えていくことが大切です。

D 適切です。

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