保育士の過去問
平成28年(2016年)後期
子どもの食と栄養 問134
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問題
保育士試験 平成28年(2016年)後期 子どもの食と栄養 問134 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、思春期の生活と心身の特徴に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「平成27年度学校保健統計」(文部科学省)によると、肥満傾向児は、中学校では男子と比べて女子に多い。
B 「平成22年度児童生徒の健康状態サーベイランス事業報告書(2012)」(日本学校保健会)によると、ダイエットを実行した女子は高校生で約40%であった。
C 思春期女子のやせは、貧血、性腺機能不全による無月経、将来的には不妊、骨粗しょう症の危険因子となる。
D 思春期には、急激な発育に伴う血液量の増加や、女子では月経開始による鉄の喪失が加わり、鉄の必要量が増す。
E 未成年期に喫煙を開始した者では、成人になってから喫煙を開始した者に比べ、虚血性心疾患、脳血管疾患、慢性気管支炎などの危険性はより大きい。
A 「平成27年度学校保健統計」(文部科学省)によると、肥満傾向児は、中学校では男子と比べて女子に多い。
B 「平成22年度児童生徒の健康状態サーベイランス事業報告書(2012)」(日本学校保健会)によると、ダイエットを実行した女子は高校生で約40%であった。
C 思春期女子のやせは、貧血、性腺機能不全による無月経、将来的には不妊、骨粗しょう症の危険因子となる。
D 思春期には、急激な発育に伴う血液量の増加や、女子では月経開始による鉄の喪失が加わり、鉄の必要量が増す。
E 未成年期に喫煙を開始した者では、成人になってから喫煙を開始した者に比べ、虚血性心疾患、脳血管疾患、慢性気管支炎などの危険性はより大きい。
- ( A )○ ( B )○ ( C )○ ( D )○ ( E )×
- ( A )○ ( B )× ( C )○ ( D )× ( E )○
- ( A )× ( B )○ ( C )○ ( D )○ ( E )○
- ( A )× ( B )○ ( C )× ( D )× ( E )×
- ( A )× ( B )× ( C )× ( D )× ( E )○
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この過去問の解説 (3件)
01
A 不適切です。
肥満傾向児は、中学校では男子に多く現れています。痩身傾向児は、女子に多くみられます。
B 適切です。
平成28~29年度の調査では、55%に増加しています。男子も、11%から16%に増加しています。
C 適切です。
体の基礎を作る時期にやせてしまうことで、子宮や卵黄の発育は滞ります。骨量増加も妨げられ、骨折もしやすくなります。成長ホルモンなども影響を受け、低身長にもなりえます。
D 適切です。
女子は10歳~14歳、男子は12~14歳に最も多く鉄を必要とします。
E 適切です。
未成年期に喫煙を開始した者は、喫煙期間の長期化と喫煙量の増加に繋がり、これらの疾患発生のリスクを高めています。
よって、正解は3となります。
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02
A 「平成27年度学校保健統計」(文部科学省)によると、肥満傾向児は、中学校では女子と比べて男子に多く見られるという結果が出ています。
B 適切な記述です。「平成22年度児童生徒の健康状態サーベイランス事業報告書(2012)」によると約40%の女子高生がダイエットを行った経験があるという結果が出ています。
C 適切な記述です。思春期女子のやせは、貧血、性腺機能不全による無月経、将来的には不妊、骨粗しょう症の危険因子となるため過度なダイエットは控えるよう注意されています。
D 適切な記述です。思春期には、急激な発育に伴う血液量の増加や、女子では月経開始による鉄の喪失が加わるので、より鉄の摂取が必要になります。
E 適切な記述です。未成年期に喫煙を開始した者では、成人になってから喫煙を開始した者に比べ、虚血性心疾患、脳血管疾患、慢性気管支炎などの危険性はより大きいため未成年の喫煙は法律で禁止されています。
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03
A―×
B―〇
C―〇
D―〇
E―〇
「平成27年度学校保健統計」(文部科学省)によると、肥満傾向児は、中学校では女子と比べて男子に多い。
年齢層によりばらつきはあるが、平成18年度以降概ね減少傾向です。
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