保育士の過去問
平成29年(2017年)前期
保育原理 問19

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問題

保育士試験 平成29年(2017年)前期 保育原理 問19 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、ヘッド・スタート・プログラムに関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
  • アメリカのリンドン・ジョンソン(Johnson,L.B.)大統領によって、1965年から展開された保育施策である。
  • 貧困家庭の幼児の保育に対して、特別な支援を提供することで、子どもの学校や社会への適応力を高めることをめざす保育施策である。
  • 子どもの小学校入学後の学習効果を促進させることを意図する補償教育プログラムである。
  • ヘッド・スタート・プログラムの目標には、子どもの健やかな成長のみならず、保護者を支援し、家庭の教育機能を高めることも含まれている。
  • ヘッド・スタート・プログラムのための補助金を交付されている保育施設は、それぞれ独自のプログラムにより、子どもが学校や社会で成功するチャンスを高めるための訓練を実施している。

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この過去問の解説 (4件)

01

正解は5です。

1 ヘッド・スタート・プログラムはアメリカの保健福祉省が行っているプログラムです。

2 低所得者層の子どもに特別な支援だけでなく、予防接種や健康診断、栄養、教育、社会的サービス等を提供します。

3 子どもの小学校入学後の学習効果を促進させることを意図するものではなく、子どもの学校や社会への適応力を高めたり、様々な社会的サービスを受けられるようにすることを目的としています。

4 子どもの健やかな成長と共に、就学前にアルファベットが読めるようになること、10までの数が数えられるようになることが目標とされています。

5 ヘッド・スタート・プログラムは子どもが社会や学校で成功するために行われているのではなく、低所得層で生活する子どもとその家族に適切な栄養と健康を提供するために行われているプログラムです。よって問題文の記述は誤りとなります。

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02

正解は5です。

1 〇 適切です。
アメリカのリンドン・ジョンソン(Johnson,L.B.)大統領によって、1965年から展開された保育施策です。

2 〇 適切です。
貧困家庭の幼児の保育に対して、特別な支援を提供することで、子どもの学校や社会への適応力を高めることをめざす保育施策です。

3 〇 適切です。
子どもの小学校入学後の学習効果を促進させることを意図する補償教育プログラムです。

4 〇 適切です。
ヘッド・スタート・プログラムの目標には、子どもの健やかな成長のみならず、保護者を支援し、家庭の教育機能を高めることも含まれています。

5 × 不適切です。
「独自のプログラム」「訓練」ではなく、骨組みの決まっている「管理されたプログラムによる支援」、を実施しています。

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03

正解は5です。

1・2・3・4 ○
 1965年のアメリカで、ヘッドスタート=順調な出発として、貧困からくる社会的な不利益から国民を守るべく開始されました。
 出生前の支援から、就学前の健康と学力補助の支援、又父親との触れあいは子どもに好影響を与えるとして、父親にフォーカスした支援など、様々なプログラムを行っています。
「学びの準備」として現在も受け継がれている施策です。

5 ×
 独自のプログラムではなく、政府支援の就学プログラムに沿って行われます。訓練というよりも、「仲間と共に学ぶ環境に慣れさせていく準備」をしていきます。

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04

正解は5です。

「ヘッド・スタート・プログラム」とはアメリカ政府の育児支援施策の1つのことです。
低所得家庭の5歳までの幼児と身体障害児を対象に予防接種や健康診断、栄養、教育、社会的サービス等の多面的支援を行っています。

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