保育士の過去問
平成29年(2017年)前期
社会福祉 問79

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問題

保育士試験 平成29年(2017年)前期 社会福祉 問79 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、福祉サービス利用援助事業(日常生活自立支援事業)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A  福祉サービス利用援助事業(日常生活自立支援事業)は、福祉サービス利用契約時に、契約の判断ができない者に代わって契約をする等の法的な業務が中心である。

B  福祉サービス利用援助事業(日常生活自立支援事業)は幅広い役割を担い、例えば、預金通帳の預かりサービス、預金の入出金などのサービスが含まれる。

C  福祉サービス利用援助事業(日常生活自立支援事業)を適正に実施するために、契約締結審査会と運営適正化委員会が設けられている。

D  福祉サービス利用援助事業(日常生活自立支援事業)は、弁護士、司法書士、社会福祉士などが担う制度である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解5

A×
「法的な業務」を行うのは民法に基づく「成年後見人制度」で、問題文のような法的な業務は、福祉サービス利用援助事業の中心業務ではありません。よって、誤った記述です。

B○
預金通帳の預かりサービス、預金の入出金などのサービスは含まれます。正しい記述です。

C○
正しい記述です。

D×
この事業は家族・親族や成年後見人が担っています。成年後見人制度には特に資格はなく、弁護士や司法書士、社会福祉士などの専門職が多くを占めていますが、家族や親族も担っているという点から不適切といえます。

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02

福祉サービス利用援助事業は、福祉サービス利用において契約内容の判断が難しい方、病気や障害により日常生活を営むのに必要なサービスを受けるための情報収入や理解、判断、意思表示を本人のみでは適切に行うのが困難な方を対象に、1.福祉サービスの利用援助2.苦情解決制度の利用援助3.住宅改造、居住家屋の貸借、日常生活上の消費契約及び住民票の届出等の行政手続に関する援助等を行っています。その中に預金通帳の預かりサービスや入出金も含まれています。
 また、福祉サービス利用援助事業を適正に実施するために契約締結審査会と運営適正化委員会が設けられています。
 さらに福祉サービス利用援助事業は各都道府県、指定都市社会福祉協議会が主体になり、責任者、事業の企画及び運営に携わる職員、専門員、生活支援員がその役割を担っています。

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03

解答. 5
( A ) ×です。
福祉サービス利用援助事業は「判断能力の不十分な人であっても
福祉サービスの利用が適切に利用できるよう助け、
これに 伴う日常的金銭管理等をあわせて行う仕組み。」
とされていますが、法的な業務以外にも福祉サービスの利用援助などの支援があります。

「福祉サービス援助利用の内容」
1 )福祉サービスの利用援助
2 )苦情解決制度の利用援助
3 )住宅改造、居住家屋の賃借、
日常生活上の消費契約及び住民票の届出等の行政手続に関する援助等
4 )1~3に伴う援助として「預金の払い戻し、預金の解約、
預金の預け入れの手続等利用者の日常生活費の管理(日常的金銭管理)」
「定期的な訪問による生活変化の察知」

( B ) ○です。
記述の通りです。
「福祉サービス援助利用の内容」を参照してください。

( C ) ○です。
記述の通りです。

( D ) ×です。
この授業は、専門員(弁護士、司法書士、社会福祉士など)の他、
生活支援員によって、担われています。
専門員のみが担うわけではありません。

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