保育士の過去問
平成29年(2017年)前期
子どもの保健 問105

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問題

保育士試験 平成29年(2017年)前期 子どもの保健 問105 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、保育所における、健康に関連する子どもの世話についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A  鼻をかむときには、片方の鼻をきちんと押さえ、口を閉じて、片方ずつかむようにする。

B  おむつを尻の下に差し込むときは、両足首を持ち上げて手早くお尻をあげ行う。

C  子どもにとって、口に水を入れ、ブクブクし吐き出すうがいは、上を向いて「あー」と声を出して吐き出すうがいより難しい。

D  保育所での歯みがきは、衛生効果を上げるため、年齢を問わず保育者が行う。

E  手洗い後の手拭きには、個人用タオルか使い捨てのペーパータオルなどを使用し衛生面に配慮する。
  • ( A )○   ( B )×   ( C )○   ( D )○   ( E )×
  • ( A )○   ( B )×   ( C )○   ( D )×   ( E )×
  • ( A )○   ( B )×   ( C )×   ( D )×   ( E )○
  • ( A )×   ( B )○   ( C )○   ( D )○   ( E )○
  • ( A )×   ( B )○   ( C )×   ( D )○   ( E )○

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この過去問の解説 (3件)

01

解答は3です。

A、〇
 口を閉じずに左右同時に鼻をかむと、細菌やウイルスが鼻の奥のほうに流れ副鼻腔炎になりやすくなります。

B、×
 赤ちゃんの関節は未熟なため脱臼しやすい状態です。足首をもって持ち上げる動作は股関節に負担がかかります。
 オムツをお尻の下に差し込むときには、お尻の下に手を入れて腰から持ち上げるようにします。

C、×
 子どものうがいを指導するときには正面をむいた状態で口の中の水をぶくぶくとさせる方法から始めます。
 個人差はありますが、上を向いてのうがいは最初はやりにくいので無理にさせる必要はありません。

D、×
 低年齢児の場合は保育者が行いますが、年齢が上がるにつれ歯磨きの自立に向け指導します。

E、〇
 手洗い後の手拭きタオルは雑菌が繁殖しやすいため使いまわしは厳禁です。

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02

正解は3です。

A 適切です。鼻をかむときには、片方の鼻をきちんと押さえ、口を閉じて、片方ずつかむようにします。

B 赤ちゃんの股関節は未熟で脱臼しやすいため、おむつを交換する時は足首ではなく、お尻または腰を持ち上げるようにします。

C 子どもにとって、口に水を入れ、ブクブクし吐き出すうがいよりも、上を向いて「あー」と声を出して吐き出すうがいの方が難しいため、うがいを始める時はブクブクうがいから練習をします。

D 低年齢児のはみがきは保育者が行います。年齢に応じて自分でもはみがきができるようにしていくため、正しいはみがきの方法を伝えたり、保育者がそばについて見守り、仕上げみがきをしたりします。

E 適切です。タオルの使いまわしは雑菌が繁殖しやすいため、個人用タオルを用意するかペーパータオルを使用するようにします。

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03

正解は3です。

A 〇 適切です。
子どもだけでなく、大人も、鼻をかむときには、片方の鼻をきちんと押さえ、口を閉じて、片方ずつかむようにします。

B × 不適切です。
おむつ交換は、赤ちゃんのおしりを持ち上げて行います。両足首を持ち上げると股関節を脱臼する恐れがあります。

C × 不適切です。
ブクブクして吐き出す方が簡単です。
上を向いてのうがいは飲み込んでしまうので難しく、4歳ころに出来るようになります。
初めは、水ではなく、お茶など、飲み込んでも安全なもので始めます。

D × 不適切です。
5歳児などは、一人でできるようになっていきます。そのため、年齢を考慮し、一人でできるよう援助していきます。

E 〇 適切です。
手洗い後の手拭きには、個人用タオルか使い捨てのペーパータオルなどを使用し衛生面に配慮します。
集団で、同じタオルを使用するのは、感染症などのリスクがあります。

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