保育士の過去問
平成29年(2017年)前期
子どもの保健 問104

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問題

保育士試験 平成29年(2017年)前期 子どもの保健 問104 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文のうち、「保育所保育指針」第5章「健康及び安全」の一部として不適切な記述を一つ選びなさい。
※ 「保育所保育指針」の目次や記載内容等が、指針の改定(平成30年4月1日施行)により変更されました。 この設問は平成29年に出題された設問となります。 参考1   参考2
  • 施設の温度、湿度、換気、採光、音などの環境を常に適切な状態に保持するとともに、施設内外の設備、用具等の衛生管理に努める
  • 保育中の事故防止のために、子どもの心身の状態等を踏まえつつ、保育所内外の安全点検に努め、安全対策のために職員の共通理解や体制作りを図るとともに、家庭や地域の諸機関の協力の下に安全指導を行う
  • 子ども及び職員が、手洗い等により清潔を保つようにするとともに、施設内外の保健的環境の維持及び向上に努める
  • 災害や事故の発生に備え、危険箇所の点検や避難訓練を保育時間外に実施する
  • 外部からの不審者等の侵入防止のための措置や訓練など不測の事態に備えて必要な対応を図る

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この過去問の解説 (3件)

01

解答は4です。

 保育所保育指針第5章の冒頭には、子どもの健康および安全は、子どもの生命の保持と健やかな生活の基本であり、保育所においては、一人一人の子どもの健康の保持および増進並びに安全の確保とともに、保育所の子ども集団全体の健康および安全の確保に務めなければならない、と述べられています。

1、適切
 保育所内外の環境整備や日常的に誰もが触れる物の衛生管理を徹底することで感染症などの集団感染の予防につながります。

2、適切
 保育中の事故は保育所内で起きると限ったことではありません。保育所内はもちろん外気浴で使用するルート等、保育で利用する保育所外の安全確認も欠かせません。
 子どもたちの安全を守るためには、職員の誰もがいつでも同じ対応ができるよう日頃から周知しておく必要があります。

3、適切
 保育士が手本となり手洗いやうがい等の手技を子どもたちに指導します。保健的環境とは手洗い場の清潔保持や、トイレの清掃等清潔保持に関わる環境のことをいいます。

4、不適切
 避難訓練は実際に災害や火災などが起こったことを想定して保育時間内に実施します。

5、適切
 もしもの時にすぐ対応ができるよう、役割分担や訓練を重ねることで、職員同士の共通の認識を持つことができます。

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02

正解は4です。

・災害や事故の発生に備え、危険箇所の点検や避難訓練は通常「保育時間内」に行われます。子どもがいる時間に行うことにより、保育士や子どもの防災意識を高め、いざという時の対応を考え防止することに繋がります。

その他の記述はすべて適切です。

園内の安全のために、遊具や玩具、その他の備品に不備や故障はないかをこまめに点検することや施設周辺の整備をすることは大切です。また防災や緊急事態のために消防署や警察署などの関係機関と連携を取ることも必要です。
さらに子どもの健康を保つためには、施設内の温度や照明の明るさなどの環境を整えたり、手洗いや消毒をしたりすることが大切です。

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03

正解は4です。

保育所保育指針は2018年に改訂されています。
問題文は、2009年です。

2009年では、第5章ですが、2018年版では第3章に記載されています。

1 〇 適切です。
施設の温度、湿度、換気、採光、音などの環境を常に適切な状態に保持するとともに、施設内外の設備、用具等の衛生管理に努めます。

2 〇 適切です。
保育中の事故防止のために、子どもの心身の状態等を踏まえつつ、保育所内外の安全点検に努め、安全対策のために職員の共通理解や体制作りを図るとともに、家庭や地域の諸機関の協力の下に安全指導を行います。

3 〇 適切です。
子ども及び職員が、手洗い等により清潔を保つようにするとともに、施設内外の保健的環境の維持及び向上に努めるという内容は、改定され記載がありません。

4 × 不適切です。
危険個所の点検や避難訓練を「保育時間外」に実施するとの記述はありません。
避難訓練は通常、保育時間内に行います。

5 〇 適切です。
外部からの不審者等の侵入防止のための措置や訓練など不測の事態に備えて必要な対応を図ります。

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