保育士の過去問
平成29年(2017年)前期
子どもの保健 問103
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問題
保育士試験 平成29年(2017年)前期 子どもの保健 問103 (訂正依頼・報告はこちら)
次のうち、「健やか親子21(第2次)」で示された母子保健の基盤課題および重点課題として不適切な記述を一つ選びなさい。
- 育てにくさを感じる親に寄り添う支援
- 学童期・思春期から成人期に向けた保健対策
- 未婚率上昇への対策
- 子どもの健やかな成長を見守り育む地域づくり
- 妊娠期からの児童虐待防止対策
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この過去問の解説 (3件)
01
「健やか親子21」とは平成13年から開始した、母子の健康水準を向上させるための様々な取り組みを、みんなで推進する国民運動計画のことです。
発表されている「健やか親子21」の内容に基づいて解説をします。
1、適切
親子それぞれが発信する様々な育てにくさのサインを受け止め、向き合い、子育てに寄り添う支援を充実させることを重要課題の1つとしています。育てにくさとは、子育てに関わる人が育児の中で感じる困難感のことで、子どもの要因・親の要因・親子関係・それらを取り巻く環境等さまざまな要素を含みます。
2、適切
基盤課題の1つとして挙げられています。
具体的には自らの心身の健康に関心を持ち、健康の維持・向上に取り組めるよう様々な分野が協力し、健康教育の推進と次世代の健康を支える社会の実現を目指すとしています。
3、不適切
母子を取り巻く状況の1つとして未婚率の上昇は挙げられていますが、それに対しての対策については記載されていません。
4、適切
基盤課題の1つです。社会全体で子どもの健やかな成長を見守ることができるよう、国や地方公共団体の施策に限らず地域にある様々な組織と連携することで、育児をする親を孤立させないよう支えていく地域作りを目指すとしています。
5、適切
重要課題の1つです。児童虐待の発生を防止するためには、妊娠中から母親への情報提供や早期の予防が重要であるとして、児童虐待のない社会の構築を目標としています。
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02
1 〇 適切です。
育てにくさを感じる親に寄り添う支援は記載されています。
2 〇 適切です。
学童期・思春期から成人期に向けた保健対策があげられています。
3 × 不適切です。
母子を取り巻く状況の1つとして未婚率の上昇は挙げられていますが、「健やか親子21(第2次)」に対策は記載されていません。
4 〇 適切です。
子どもの健やかな成長を見守り育む地域づくりも課題です。
5 〇 適切です。
妊娠期からの児童虐待防止対策があります。
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03
「健やか親子21(第2次)」とは母子の健康水準を向上させるための取り組みを推進していく運動計画のことです。
1 適切です。育てにくさを感じる親に寄り添い、支援することを推進しています。
2 適切です。学童期・思春期から成人期に向けた保健対策も、母子共に健康水準を向上させていくために必要なことであると記されています。
3 未婚率の上昇は母子を取り巻く環境の1つとして取りあげられていますが、それに対しての具体的な対策は記載されていません。
4 適切です。子どもの健やかな成長を見守り育む地域づくりも母子の健康水準向上のために必要です。
5 適切です。妊娠期からの児童虐待防止対策についても記載されています。
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