保育士の過去問
平成29年(2017年)前期
子どもの保健 問112
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問題
保育士試験 平成29年(2017年)前期 子どもの保健 問112 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、国際疾病分類第10版(ICD−10)における常同運動障害についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 爪かみ、指しゃぶり、鼻ほじりは、この障害の症状に含まれる。
B 常同的な自傷行為には、反復する頭打ち、顔叩き、目を突く行為などが含まれる。
C 精神遅滞に伴って出現することが最も多い。
A 爪かみ、指しゃぶり、鼻ほじりは、この障害の症状に含まれる。
B 常同的な自傷行為には、反復する頭打ち、顔叩き、目を突く行為などが含まれる。
C 精神遅滞に伴って出現することが最も多い。
- ( A )○ ( B )○ ( C )×
- ( A )○ ( B )× ( C )○
- ( A )× ( B )○ ( C )○
- ( A )× ( B )○ ( C )×
- ( A )× ( B )× ( C )×
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この過去問の解説 (3件)
01
A、×
常同行為とは、指をこすり合わせる、眼前で手をひらひらさせる、水をいじる、紙を破る等、単調で変化の少ない行動を習慣的に繰り返す行為のことです。
(公益財団法人 東京都医学総合研究所 ホームページより引用)
問題文にあるような爪かみ・指しゃぶり・鼻ほじりはこの行為に当てはまりません。
B、〇
行動のレパートリーは様々です。自傷行為が伴う行動として、頭を打ち付けたり、顔を叩いたり、目を突いたり、手や唇など身体部分を噛むといった行動が挙げられます。
C、〇
認知機能の低さは、常同運動を起こすリスクと関連しています。中等度以上の知的能力障害のある人は、常同運動が多く見られる傾向があります。
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02
A × 不適切です。
ICD-10という世界保健機関が発行している基準では、爪かみ、指しゃぶり、鼻ほじりは常同運動障害の症状には含まれていません。
B 〇 適切です。
常同的な自傷行為には、反復する頭打ち、顔叩き、目を突く行為などが含まれます。
目的もなくある動作やしぐさを繰り返すことを常同運動といいます。
日常生活に支障が出るほどの常同運動によって治療を必要とするケガをすることが、続く場合を常同運動障害といいます。
C 〇 適切です。
精神遅滞に伴って出現することが最も多いです。
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03
A 国際疾病分類第10版(ICD−10)における常同運動障害とは、主に水を触り続ける、指をこすり合わせる、手を目の前でひらひらとさせるなどの単調で変化の少ない行動のことを言います。爪噛み、指しゃぶり、鼻ほじりなどはこれには含まれません
B 適切です。常同運動障害には、壁に頭を打ち付ける、顔を打つなどの自傷を伴う行為があります。
C 適切です。常同行動は精神遅滞に伴って出現する可能性が大きいです。
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