保育士の過去問
平成29年(2017年)前期
子どもの保健 問119
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問題
保育士試験 平成29年(2017年)前期 子どもの保健 問119 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、アナフィラキシーに関する記述である。最も適切な記述を一つ選びなさい。
- アナフィラキシーとは、アレルギー反応により、皮膚症状、消化器症状、呼吸器症状が、複数同時かつ急激に出現した状態をいう。
- アナフィラキシーショックとは、アナフィラキシー症状の中で特に全身の皮膚の紅潮をいう。
- アナフィラキシーが出現した場合でも、アドレナリン自己注射薬(エピペン®)をすぐに使用する必要はない。
- 食物アレルギーの初発症状がアナフィラキシーであることはない。
- アナフィラキシーが出現する時間は、食物摂取後およそ2時間以上経ってからである。
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この過去問の解説 (3件)
01
1、適切
問題文の通りです。アレルギー反応の中でも、アレルゲンに対して生じる全身性のアレルギー反応のことを指します。アナフィラキシーを起こすと、蕁麻疹や喘鳴などの症状が見られ重篤になることもあります。
2、不適切
アナフィラキシーショックを起こすと血圧低下や意識障害を起こします。アナフィラキシーの重症度や症状の現れやすさは、その時の病状や体調によって変わります。
3、不適切
エピペン®とは、医師の治療を受けるまでに症状を緩和させるために使用するアナフィラキシー補助薬です。アナフィラキシーの症状が疑われたら、まずは対象者の重症度を評価します。心肺停止やアナフィラキシーショック状態にあるときには速やかに救急蘇生やエピペン®の投与を行います。
4、不適切
小児においては食物アレルギーの初発症状がアナフィラキシーであることも珍しくありません。
5、不適切
アナフィラキシーは原因となるアレルゲンと接触してから数十分ほどすると症状が現れ始めます。アナフィラキシー症状には二相性反応といって、一旦症状が改善してしばらくしてから再び症状が出現・悪化することがあるので注意が必要です。
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02
1 〇 適切です。
アナフィラキシーとは、アレルギー反応により、皮膚症状、消化器症状、呼吸器症状が、複数同時かつ急激に出現した状態をいいます。
2 × 不適切です。
アナフィラキシーショックとは、全身の皮膚の紅潮ではなく、血圧低下や呼吸困難などが同時に全身に表れる状態です。
3 × 不適切です。
アナフィラキシーショックを起こした場合は、早急にエピペンを注射する必要があります。
4 × 不適切です。
アナフィラキシーが初発症状となる場合もあります。
5 × 不適切です。
アナフィラキシーは2時間以上経ってからではなく、数分~短時間で症状が表れます。
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03
・アナフィラキシーとは、アレルギー反応により、皮膚症状、消化器症状、呼吸器症状が、複数同時かつ急激に出現した状態を言います。これらが重症化し、ショック状態になり意識障害や血圧低下が見られることをアナフィラキシーショックと言います。
以下は補足です。
2 アナフィラキシーショックとは、アレルギーの原因であるアレルゲンにより、呼吸困難や意識障害、血圧の低下などをお越し、ショック状態になることを言います。
3 アドレナリン自己注射薬(エピペン®)はアナフィラキシーによる症状を緩和させるための薬です。アナフィラキシーショックは命に危険を及ぼすので、速やかにエピペンを投与することが必要です。
4 食物アレルギーの初発症状がアナフィラキシーである可能性は十分にあります。
5 アナフィラキシーはアレルゲンと接触してから、数十分で症状が出現します。
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