保育士の過去問
平成29年(2017年)前期
子どもの食と栄養 問125

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問題

保育士試験 平成29年(2017年)前期 子どもの食と栄養 問125 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、「母乳育児を成功させるための十か条」(WHO/UNICEF共同発表)に関する記述の一部である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。


A  授乳時以外は赤ちゃんと別室にいるようにすること

B  授乳時以外はゴムの乳首やおしゃぶりを与えること

C  赤ちゃんが母乳を欲しがっても時間を決めて与えること

D  医学的な必要がないのに母乳以外のもの(水分、糖水、人工乳)を与えないこと

E  母親が分娩後30分以内に母乳を飲ませられるように援助すること

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この過去問の解説 (3件)

01

解答は5です。

A、×
 授乳時以外も、お母さんと赤ちゃんを一緒にいられるようにして、
24時間母子同室をすることが望ましいと言われています。

B、×
「母乳を飲んでいる赤ちゃんにゴムの乳首やおしゃぶりを与えないこと」とされています。

C、×
時間を決める必要はありません。
「赤ちゃんが欲しがるときは、欲しがるままの授乳をすすめること」
とされています。

D、〇
 医学的な必要性がない限り、新生児にとっては母乳が最もバランスのとれた栄養源となります。

E、〇
産後すぐからの継続的な母子接触が勧められており、
産後できるだけ早く授乳できるように援助することが勧められています。

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02

解答は5です。

A、×
 授乳時以外も24時間、母児同室といって赤ちゃんと母親が一緒にいることを勧めています。

B、×
 母乳を飲んでいる赤ちゃんにゴムの乳首やおしゃぶりは与えないこと、としています。
 母親の乳首とゴムの乳首の感触の違いに混乱してしまう赤ちゃんもいます。

C、×
 赤ちゃんが欲しがる時に欲しがるだけ授乳をします。
 人工乳と比較して母乳は消化がよく、お腹をすかせて赤ちゃんが欲しがるまでの間隔が短い傾向にあります。

D、〇
 医学的な必要性がなければ新生児の赤ちゃんにとって母乳が一番の栄養です。

E、〇
 いわゆるカンガルーケアというもので、産後すぐに触れ合うことにより精神的な結びつきが強くなり、産後すぐの初乳は特に赤ちゃんにとって必要な栄養が多く含まれているため吸わせることが望ましいと言われています。

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03

正解は5です。

A 「母乳育児を成功させるための十か条」では、授乳時以外も赤ちゃんと母親が一緒にいることを推奨しています。

B 「授乳時以外はゴムの乳首やおしゃぶりを与えること」という記載はありません。

C 粉ミルクなどの人工乳に比べ、母乳は消化が良いため、赤ちゃんがお腹を空かせるまでの間隔が短くなるそうです。母乳は赤ちゃんが欲しがるだけ授乳をすることが望ましいとされています。

D 適切です。

E 適切です。

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