保育士の過去問
平成29年(2017年)前期
子どもの食と栄養 問126

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問題

保育士試験 平成29年(2017年)前期 子どもの食と栄養 問126 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成19年:厚生労働省)に示されている離乳食の進め方に関する記述である。【Ⅰ群】食べ方の目安と、【Ⅱ群】調理形態を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【Ⅰ群】

A  1日3回食に進めていく
B  1日2回食で食事のリズムをつけていく
C  自分で食べる楽しみを手づかみ食べから始める
D  子どもの様子をみながら、1日1回1さじずつ始める

【Ⅱ群】
ア   なめらかにすりつぶした状態
イ   歯ぐきで噛める固さ
ウ   舌でつぶせる固さ
エ   歯ぐきでつぶせる固さ
※ 「授乳・離乳の支援ガイド」は2019年3月29日に改訂されました。
この設問は2017年に出題された設問になります。
参考情報
  • ( A )ア   ( B )ウ   ( C )イ   ( D )エ
  • ( A )イ   ( B )ウ   ( C )エ   ( D )ア
  • ( A )イ   ( B )エ   ( C )ウ   ( D )ア
  • ( A )エ   ( B )イ   ( C )ウ   ( D )ア
  • ( A )エ   ( B )ウ   ( C )イ   ( D )ア

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は5です。

A 1日3回食に進めていくのは生後9か月頃からで、食べ物の固さは歯茎でつぶせるくらいの固さが目安となります。よって答えは(エ)です。

B 1日2回食で食事のリズムをつけていくのは、離乳食開始後1か月~2か月の間です。食べ物の固さは舌でつぶせるくらいの固さにし、ミルク以外の食べものが口に入ることに慣れるようにしていきます。

C 自分で食べる楽しみを手づかみ食べから始めるのは、手先や指先の運動が器用になってくる生後9か月以降からです。この頃には、食べ物を歯茎で噛める固さにしていきます。

D 子どもの様子をみながら、1日1回1さじずつ始めるのは、離乳食を開始した初期の頃です。ミルク以外の物に慣れていくのが目的なのと、消化や飲み込む力が未熟なため、なめらかで、舌触りの良いものを与えるようにします。

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02

解答は5です。

A、エ
生後9ヶ月くらいから、1日3回食にすすめて行きます。
この頃から、歯が発達し始める時期なので、歯や歯茎でつぶせる固さのものが食べられます。

B、ウ
 生後7〜8ヶ月くらいから1日2回食に増やしていきます。
この頃は舌でつぶせるくらいの固さのものを与えます。
与え方は、離乳食用のスプーンで舌にのせてあげると良いでしょう。

C、イ
発達に大切な「手づかみ食べ」をすすめていくのが、
生後9ヶ月以降となります。
この頃になると、食への興味も増して、手で掴みながら食べることで
食事の楽しさを体験する大切な時期でもあります。

D、ア
ミルク以外のものを口に入れることに慣れるための時期です。
離乳食を口に入れて飲み込むことに慣れることが目的の時期なので、
栄養は、母乳やミルクなどで授乳のリズムに沿って与えます。

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03

解答は5です。

A、エ
 一日3回食になるのは生後9か月頃からです。歯の本数が増える子が多く、歯茎でつぶせる程度の固さのものが食べられるようになります。

B、ウ
 離乳食を始めて1か月くらいしたら1日2回食に増やしていきます。
 離乳開始当初よりもまとまった量が食べられるようになり、空腹になったら食事を摂るというリズム作りがスタートします。
 ミルク以外のものが口に入ることに慣れ始め、上あごと舌でつぶして食べられるようになります。
 離乳の開始時期にもよりますが舌でつぶせるようになるのは生後7~8か月頃です。

C、イ
 生後9か月以降になると食べられるものも増え、指先も器用になるため自分で食べたい、という意欲が見られるようになります。
 歯茎で噛める程度の固さのものを手づかみで食べることで食べる楽しさを身に付けます。

D、ア
 離乳食開始初期の状態です。ミルク以外のものが口に入ることに慣れさせる時期のため、なめらかにすりつぶした状態のものから始めます。
 いきなりたくさんの量を食べさせると消化が追い付かないため、最初は1さじずつ与えます。

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