保育士の過去問
平成29年(2017年)後期・地域限定
保育原理 問15

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問題

保育士試験 平成29年(2017年)後期・地域限定 保育原理 問15 (訂正依頼・報告はこちら)

次の保育所での3歳児クラスの【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
4月に入所してきたMちゃんの保護者から、担当保育士に次のような要望が示された。
「Mは初めての集団生活で、保育所の生活に慣れていない。また、今までは日常の身の回りのほとんどのことは親がやっていた。Mが保育所生活に慣れるまでは、できるだけ手をかけてやってほしい」とのことであった。

【設問】
「保育所保育指針」第6章「保護者に対する支援」に基づいた保育士の対応として、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  3歳児の発達過程を保護者に説明し、Mちゃんへの援助は最小限にしたいと伝える。
B  保育所での援助の方法を保護者に伝え、家庭でも必ずやってくださいと言う。
C  Mちゃんの身の回りのことを援助しながら、Mちゃんのやりたい気持ちの表れを見つけ、そのことを保護者とともに喜ぶようにする。
D  初めて集団生活に入るMちゃんを心配する保護者の気持ちを受け止め、保護者との信頼関係を築いていく。
E  クラスの子どもには公平に援助することを心がけていることを伝え、Mちゃんだけ特別な援助はできないと言う。
※ 「保育所保育指針」の目次や記載内容等が、指針の改定(平成30年4月1日施行)により変更されました。 この設問は平成29年に出題された設問となります。 参考1 参考2
  • A:○  B:○  C:○  D:×  E:×
  • A:○  B:×  C:○  D:×  E:○
  • A:×  B:○  C:×  D:○  E:×
  • A:×  B:×  C:○  D:○  E:×
  • A:×  B:×  C:○  D:×  E:○

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

A 保護者の思いを受け止め、母子ともに安心して保育所の生活に慣れていけるように配慮していきます。

B 保育所での援助の方法を保護者に伝え、協力してもらうことは大切です。しかし、それを強要することはしてはいけません。

C 適切です。Mちゃんの身の回りのことを援助しながら、Mちゃんのやりたい気持ちの表れを見つけ、そのことを保護者とともに喜ぶようにすることで保護者との信頼関係が築けます。

D 適切です。初めて集団生活に入るMちゃんを心配する保護者の気持ちを受け止めることが大切です。

E まずは、保護者の気持ちに寄り添うこと、Mちゃんが安心して集団生活に慣れていけるよう配慮することが大切です。

参考になった数3

02

正解は4です。

A、×
保護者の気持ちに寄り添うことが大切です。
保護者の気持ちを尊重しながら、安心して保育園生活が送れるよう配慮していきます。

B、 ×
援助の方法を伝えるのは良い事ですが、「必ずやってください」という強要はしないようにします。

C、◯
第4章「子育て支援」1 保育所における子育て支援に関する基本的事項(1)保育所の特性を生かした子育て支援 イ、の内容です。

D、◯
同上 アの内容です。

E、×
保護者の気持ちを受け止め、丁寧に対応するよう心がけます。

※平成30年の保育所保育指針の改定により該当箇所は、第4章「子育て支援」に変更となりました。

参考になった数1

03

正解は4です。

A、不適切です。保護者の気持ちを受け止め不安が解消できるように、丁寧に対応していくことを話します。
B、 不適切です。援助の方法を伝えるのは良い事ですが、保育園と家庭では環境が違います。「必ずやってください」という強要はしないようにします。
C、適切です。第4章「子育て支援」1 保育所における子育て支援に関する基本的事項(1)保育所の特性を生かした子育て支援 イ、の内容です。
D、適切です。同上 アの内容です。
E、不適切です。保護者の気持ちを受け止め不安が解消されるように、丁寧に対応していくことを話します。

※平成30年の保育所保育指針の改定により該当箇所は、第4章「子育て支援」に変更となりました。

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