保育士の過去問
平成29年(2017年)後期・地域限定
教育原理 問30

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問題

保育士試験 平成29年(2017年)後期・地域限定 教育原理 問30 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、中央教育審議会答申「新しい時代における教養教育の在り方について」( 平成14年2月 )の一部である。A ~ Cにあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

 核家族化、少子化、都市化などが進行し、家族の在り方が大きく変わり、また、地域における地縁的なつながりが希薄化する中で、家庭の教育力や地域社会が従来持っていた教育力が低下してきている。従来は家族や他人との日常のかかわりの中で自然にはぐくまれてきた子どもたちの[ A ]や規範意識が不足がちになっており、このことが学級崩壊、弱いものに対するいじめや暴力行為などの問題行動の一因とも言われている。
 これらの状況に対し、[ B ]の支援や地域における青少年教育の充実を図る観点から様々な施策が講じられてきたが、現時点では十分な成果があがっているとは言い難い。
( 中略 )
 児童生徒の現状を見ると、数学や理科が好きであるとか、将来これらに関する職業に就きたいと思う者の割合が国際的に低い水準になっているなど、自ら進んで学ぶ意欲や、学ぶことと将来の生き方とを結び付けて考えようとする姿勢に欠ける面が見られるようになった。
 このことの背景には、我が国の教育が、形式的な平等を重視する余り、[ C ]になりがちで、一人一人の多様な個性や能力の伸長という点に必ずしも十分に意を用いてこなかったこと、自ら学び、自ら考える力や、豊かな人間性をはぐくむ教育がおろそかになってきたことなどがある。
  • A:積極性  B:家庭教育  C:集団主義的なもの
  • A:社会性  B:学校教育  C:到達水準を厳密化するもの
  • A:社会性  B:家庭教育  C:到達水準を厳密化するもの
  • A:積極性  B:学校教育  C:画一的なもの
  • A:社会性  B:家庭教育  C:画一的なもの

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この過去問の解説 (4件)

01

A:社会性 B:家庭教育 C:画一的なもの

家庭教育が低下することで、子どもたちの規範意識が不足がちであると言われています。

また、日本の教育が画一的になり、個性や能力を伸ばすことに十分でなかったため、主観的に学ぶ意欲や姿勢に欠けるとも言われています。

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02

正解は5です。

A 【社会性】が入ります。従来は家族や他人との日常のかかわりの中で自然にはぐくまれてきた子どもたちの社会性や規範意識の不足が問題視されるようになっています。

B 【家庭教育】が入ります。現在の日本では、学校教育の他、家庭教育の必要性も重要視されるようになりました。

C 【画一的なもの】が入ります。我が国の教育は、形式的な平等を重視する余り、画一的なものになっているといわれています。それを改善するためにも総合的な学習の時間やプログラミングなど、子どもが自ら考えようとする時間を作ることが必要であると言われています。

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03

解答. 5
( A ) 社会性 ( B ) 家庭教育 ( C ) 画一的なもの

現在は、核家族化、少子化、都市化などが進行し、
家族の在り方が大きく変わってきました。
そのため、家庭における教育力の低下は否めません。
子どもたちが、自発的に学ぶ意欲や、
学びと将来の生き方とを結び付けて考えようとする姿勢をどのように育むかが、
今後の課題として問われています。

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04

正解は5です。

A 社会性 
B 家庭教育 
C 画一的なもの

現在の子どもたちの姿は、主体的に活動を行えるような援助が必要であり、積極性とはいえません。

学校教育とともに、家庭教育の必要性も言われています。

日本の教育は、画一的なものになりがちだったため、総合的な学習の時間やプログラミングなど、子どもが自ら考えようとする時間をつくります。

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