保育士の過去問
平成29年(2017年)後期・地域限定
社会的養護 問36

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問題

保育士試験 平成29年(2017年)後期・地域限定 社会的養護 問36 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、「里親及びファミリーホーム養育指針」( 平成24年3月厚生労働省 )に示された家庭養護のあり方の基本に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  一定一律の役割、当番、日課、規則を養育者が作り、それらを子ども達に厳守させることは、子どもたちに安心・安定した家庭生活を提供できることになる。
B  地域の普通の家庭で暮らすことで、子どもたちは養育者自身の地域との関係や社会生活に触れ、生活のあり方を地域との関係の中で学ぶことができる。
C  養育者はこれまで築き上げてきた独自の子育て観を優先することが大切であるため、他者からの助言に耳を傾けることは、これまでの養育に対して自信を失うことになるため避けた方がよい。
D  里親とファミリーホームが社会的養護としての責任を果たすためには、外からの支援を受けることが大前提である。
  • A:○  B:○  C:○  D:×
  • A:○  B:×  C:○  D:×
  • A:×  B:○  C:○  D:×
  • A:×  B:○  C:×  D:○
  • A:×  B:×  C:×  D:○

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この過去問の解説 (3件)

01

Aは×です。
「里親及びファミリーホーム養育指針」では、「一定一律の役割、当番、日課、規則、行事、献立表は、家庭になじまない。」としています。

Bは○です。

Cは×です。
「里親及びファミリーホーム養育指針」では、「養育者は独自の子育て観を優先せず、自らの養育のあり方を振り返るために、他者からの助言に耳を傾ける謙虚さが必要である」としています。

Dは○です。

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02

正解は4です。

A × 不適切です。
子ども達に厳守させることは、子どもたちに安心・安定した家庭生活を提供できるが違います。「里親及びファミリーホーム養育指針」では、「一定一律の役割、当番、日課、規則、行事、献立表は、家庭になじまない。」としています。


「家庭養護」は、次の5つの要件を満たしていなければならないとしています。
 ①一貫かつ継続した特定の養育者の確保
 ②特定の養育者との生活基盤の共有
 ③同居する人たちとの生活の共有
 ④生活の柔軟性
 ⑤地域社会に存在

B 〇 適切です。
地域の普通の家庭で暮らすことで、子どもたちは養育者自身の地域との関係や社会生活に触れ、生活のあり方を地域との関係の中で学ぶことができます。

C × 不適切です。
他者からの助言に耳を傾けることは、これまでの養育に対して自信を失うことになるため避けた方がよいというのではなく、「養育者は独自の子育て観を優先せず、自らの養育のあり方を振り返るために、他者からの助言に耳を傾ける謙虚さが必要である」としています。

D 〇 適切です。
里親とファミリーホームが社会的養護としての責任を果たすためには、外からの支援を受けることが大前提です。

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03

解答. 4
「里親及びファミリーホーム養育指針」を参照してください。
( A ) ×です。
第Ⅰ部 総論・5 家庭養護のあり方の基本 
(1)基本的な考え方(家庭の要件) ④生活の柔軟性 に、
「一定一律の役割、当番、日課、規則、行事、献立表は、家庭になじまない。」
とあります。

( B ) ○です。
5 家庭養護のあり方の基本 (1)基本的な考え方(家庭の要件) ⑤地域社会に存在 に、
記載があります。

( C ) ×です。
5 家庭養護のあり方の基本 (2)家庭養護における養育 ①社会的養護の担い手 に、
「養育者は独自の子育て観を優先せず、自らの養育のあり方を振り返るために、
他者からの助言に耳を傾ける謙虚さが必要である」と、あります。

( D ) ○です。
6 里親等の支援 ①支援の必要性 に、
「里親とファミリーホームが社会的養護としての責任を果たすためには、
外からの支援を受けることが大前提である。
家庭の中に「風通しの良い部分」を作って おく必要がある」と、あります。

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