保育士の過去問
平成29年(2017年)後期・地域限定
社会福祉 問73
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問題
保育士試験 平成29年(2017年)後期・地域限定 社会福祉 問73 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、相談援助( ソーシャルワーク )において、利用者と「同じような問題を経験した人」を活用する場合の記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 「同じような問題を経験した人」である相談員は、自分のケースと利用者のケースを類型化して判断し、自分が解決した方法は絶対に間違いない方法であると自信をもって助言できる。
B 「同じような問題を経験した人」である相談員は、だれでも過度に共感してしまい冷静に判断することができないため、別の相談員に代わらなければならない。
C 「同じような問題を経験した人」同士は支えあう存在となり得るので、相談員として、相互支援グループ、あるいはサポートグループを組織化して活用することが考えられる。
D 「同じような問題を経験した人」は、これから同じような経験を積もうとする人の良き相談相手となり得るので、ピアカウンセラーとして活用されることがある。
A 「同じような問題を経験した人」である相談員は、自分のケースと利用者のケースを類型化して判断し、自分が解決した方法は絶対に間違いない方法であると自信をもって助言できる。
B 「同じような問題を経験した人」である相談員は、だれでも過度に共感してしまい冷静に判断することができないため、別の相談員に代わらなければならない。
C 「同じような問題を経験した人」同士は支えあう存在となり得るので、相談員として、相互支援グループ、あるいはサポートグループを組織化して活用することが考えられる。
D 「同じような問題を経験した人」は、これから同じような経験を積もうとする人の良き相談相手となり得るので、ピアカウンセラーとして活用されることがある。
- A:○ B:○ C:× D:×
- A:○ B:× C:× D:○
- A:× B:○ C:○ D:○
- A:× B:× C:○ D:○
- A:× B:× C:× D:×
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この過去問の解説 (3件)
01
同じような問題を経験した人は、ソーシャルワークにおいて親身に話を聞くことができるという良い面はありますが、一方で自分のケースと相談者のケースは似ているえれど、それぞれ別のケースだということを念頭においておかなければいけません。
Bは×です。不適切な記述です。
同じような経験をした人というのは、相談者にとって心強い存在でもあるので、一概に別の相談員に変わらなければならないということはありません。
Cは○です。適切な記述です。
同じような経験をした人同士でしかわかりあえないことを話し合うなど、グループ活動をすることで心を開いて支えあっていけることがあります。
Dは○です。適切な記述です。
ピアとは仲間という意味で、同じ平等な立場で話を聞きあい、きめ細やかな援助していくことをピアカウンセリングといいます。
よって正解の組み合わせは4となります。
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02
Aは×です。
個々によってケースは違います。解決方法に「絶対」はないです。
Bは×です。
誰でも過度に共感するわけではありません。冷静に相談できる場合は、無理に別の人に代わる必要はありません。
Cは○です。
「同じような問題を解決した人」だとお互いの気持ちも分かりやすいため、支え合う存在になり得ます。
Dは○です。
ピアカウンセラーは同じ環境を共有する仲間に対して力を発揮します。よってこの文は正しいです。
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03
個々のケースがある為、対人援助職として「絶対に間違いない方法である」と自信をもって助言できるということはまず無いと言っていいです。
Bは×です。
「同じような問題を経験した人」であっても、だれでも過度に共感してしまい冷静に判断することができなくなる訳ではありません。その為、別の相談員に代わらなければならないということもありません。
Cは○です。
Dは○です。
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