保育士の過去問
平成29年(2017年)後期・地域限定
子どもの保健 問114

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問題

保育士試験 平成29年(2017年)後期・地域限定 子どもの保健 問114 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、DSM-5の神経発達症群に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  知的発達症の約80%は、染色体異常が原因である。
B  自閉スペクトラム症の症状には、「社会的コミュニケーションおよび対人的相互反応における持続的な欠陥」と「行動、興味、または活動の限定された反復的な様式」がある。
C  注意欠如・多動症の支援・治療として、ソーシャルスキル・トレーニングや親へのペアレント・トレーニング、薬物療法などが有効である。
D  限局性学習症とは、知的発達症に伴う学業不振のことである。
E  発達性協調運動症では、不器用さや運動技能の遂行における遅さと不正確さがみられる。

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この過去問の解説 (3件)

01

A 病理的要因・生理的要因・心理的要因が原因として大まかに分けられ、病理的要因に染色体異常は含まれます。80%という部分が間違いです。
B 正解です。
C 正解です。
D 知的発達症に伴う学業不振ではなく、全般的には問題はないのに、ある分野において学習を困難とする障害を指します。
E 正解です。 

参考になった数10

02

正解は、「4 . A:×  B:○  C:○  D:×  E:○」です。

×A 知的発達症の約70~80%は原因不明です。

×D 限局性学習症とは、知的発達症に伴わない学業不振のことです。
 知的能力が平均以上などの正常な状態で、読んだり書いたりすることが苦手であると、限局性学習障害の可能性が高いです。

参考になった数5

03

正解は4です。

A 知的発達症には染色体異常が原因のダウン症等が含まれますが必ずしも80%がそうとは限りません。病理的要因・生理的要因・心理的要因など様々な要因があります。

B 適切です。

C 適切です。

D 限局性学習症は学習障害やLDとも呼ばれます。これは知的な発達に問題はないにも関わらず特定の分野において著しく学習が困難となる症状を言います。

E 適切です。

参考になった数4