保育士の過去問
平成29年(2017年)後期・地域限定
子どもの食と栄養 問140
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問題
保育士試験 平成29年(2017年)後期・地域限定 子どもの食と栄養 問140 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文は、嚥下が困難な子どもの食事に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
A 飲み込みやすい食品形態には、ゼリー状、ポタージュ状などがある。
B 誤嚥しやすい飲食物には、水やみそ汁などがある。
C 食物を嚥下しやすくする食品には、かたくり粉、コーンスターチ、寒天、ゼラチンなどがある。
D トロミ調整食品( 増粘剤 )は、加熱することなくトロミがつけられるものがある。
E 調理補助器具には、フードプロセッサー、フードカッター、すり鉢、裏ごし器などがある。
A 飲み込みやすい食品形態には、ゼリー状、ポタージュ状などがある。
B 誤嚥しやすい飲食物には、水やみそ汁などがある。
C 食物を嚥下しやすくする食品には、かたくり粉、コーンスターチ、寒天、ゼラチンなどがある。
D トロミ調整食品( 増粘剤 )は、加熱することなくトロミがつけられるものがある。
E 調理補助器具には、フードプロセッサー、フードカッター、すり鉢、裏ごし器などがある。
- A:○ B:○ C:○ D:○ E:○
- A:○ B:○ C:○ D:× E:×
- A:× B:○ C:× D:○ E:○
- A:× B:× C:○ D:× E:○
- A:× B:× C:× D:○ E:×
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この過去問の解説 (3件)
01
B ○です。「誤嚥」とは、何らかの原因で食物が気管などに入ってしまう状態のことです。一般的には、誤嚥は水やみそ汁などの液体で起こりやすいです。
ちなみに「誤飲」は、食べ物ではないものなどを誤って飲み込んでしまうことです。区別して覚えましょう。
C ○です。これらの嚥下しやすくする食品を、嚥下補助食品といいます。
D ○です。トロミ調整食品には、加熱せず、かき混ぜるだけのものもあります。
この問いに限ったものではありませんが、一般的に「~なものがある」「~なときがある」「~なことがある」などの文末の選択肢は×になりにくい選択肢と言われています。もし、×の場合に「~な場合がまったくない」という意味になってしまい、反例が出た場合に、問題文が誤りになってしまうため出題者が嫌う傾向があります。例えば、この選択肢の答えがもし×ということになれば、「加熱することなくトロミをつけられるものは、(世界中のどこにも)まったくない」という意味になるため、もしどこかで反例が見つかった場合に、この問題が誤りだ、ということになってしまいます。なので、この選択肢は○の可能性が非常に高いのです。もちろん、問題によっては×の場合もありますが、どうしてもわからなければ、文末に注目するだけでも、高確率で正解できます。
E ○です。
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02
1 . A:○ 一部の野菜は、加熱してポタージュ状にすると栄養の損失が少なく甘味がでます。
B:○ 誤嚥には十分気を付けましょう。
C:○ ゼリー状やポタージュ状にするために、片栗粉、コーンスターチ、観点、ゼラチンが使われます。
D:○ トロミがより食事を円滑に進めます。
E:○ 調理補助器具には、フードプロセッサー、フードカッター、すり鉢、裏ごし器があり食事に合わせて使い分けることで栄養をなるべく落とさないようにしましょう。
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03
すべての記述が適切です。
A 飲み込みやすい食品形態には、ゼリー状、ポタージュ状があり嚥下することが難しい子どものために工夫されます。
B 「誤嚥」とは、何らかの原因で食物が気管などに入ってしまう状態を言い、水やみそ汁も嚥下が困難な子どもにとっては気管に入る危険は十分にあります。
C 食物を嚥下しやすくする食品には、かたくり粉、コーンスターチ、寒天、ゼラチンなどがあります。
D トロミ調整食品( 増粘剤 )は、加熱することなくトロミがつけられるものがあり、細かくすり潰した食品に混ぜて利用します。
E 調理補助器具には、フードプロセッサー、フードカッター、すり鉢、裏ごし器などがあり、嚥下がしやすいように細かくすりつぶしたり液体状にしたりするなどの工夫をします。
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