保育士の過去問
平成30年(2018年)前期
保育原理 問8

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問題

保育士試験 平成30年(2018年)前期 保育原理 問8 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、3歳児クラスを担当する保育士のWさんが、自分の勤める保育所において行っている業務( 行為 )に関する記述である。「保育所保育指針」第4章「保育の計画及び評価」に照らし、適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  Wさんは、自らの保育実践を振り返るとともに、職員と話をしながら保育の質の向上のための自らの課題を明確にしている。
B  Wさんは、指導計画や保育の記録を通して、自らの保育実践を振り返り、自己評価に取り組んでいる。
C  Wさんは、自らの自己評価は個人的な実践の評価であるため、施設長や職員に開示していない。
D  Wさんは、子どもがその活動に取り組んだ過程よりも、何ができて何ができなかったかという結果を重視する考え方に立って保育の評価を行っている。
E  Wさんは、保育の内容の評価については、定期的に保護者に意見を聴く方法を取り入れている。
※ 「保育所保育指針」の目次や記載内容等が、指針の改定(平成30年4月1日施行)により変更されました。 この設問は平成30年に出題された設問となります。 参考情報1   参考情報2

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

A 適切です。保育の自己評価では、自らの保育実践を振り返るとともに、職員と話をしながら保育の質の向上のための自らの課題を明確にすることが大切です。

B 適切です。自己評価をする際、指導計画や保育の記録を通して、自らの保育実践を振り返ることが大切です。

C 自己評価の内容を施設長や職員に開示することにより、保育の質の向上が効果的になります。

D 子どもがその活動に取り組んだ過程を記録することにより、自らの保育の実践に役立てることができるので、活動の結果と一緒に過程も記録することが大切です。

E 適切です。定期的に保護者に意見を聴くことにより、保育の質の向上により効果を与えることができます。

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02

A ○です。職員相互の話し合いで、保育の質の向上や自らの課題を明確にしていくことが大切です。

B ○です。保育を振り返り、自己評価することも大切な取り組みです。

C ×です。職員相互の話し合いをすることで、より効果が高められます。

D ×です。結果だけでなく、子どもの心の育ちや意欲、取り組む過程などにも十分配慮すべき、とされています。

E ○です。保護者の理解や協力が得られるよう努めなければならない、とされています。

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03

現在は、「第1章総則 3保育の計画及び評価(4)保育内容等の評価」に記されています。

A.○です。
「ア保育士等の自己評価(ウ)」に、「自己評価における自らの保育実践の振り返りや職員相互の話し合い等を通じて、専門性の向上及び保育の質の向上のための課題を明確にする」と記されています。

B.○です。
「ア保育士等の自己評価(ア )」に、「保育士等は、保育の計画や保育の記録を通して、自らの保育実践を振り返り、自己評価することを通して、その専門性の向上や保育実践の改善に努めなければならない。」と記されています。

C.×です。
「ア保育士等の自己評価(ウ)」に、「自己評価における自らの保育実践の振り返りや職員相互の話し合い等を通じて、専門性の向上及び保育の質の向上のための課題を明確にする」と記されています。
職員相互の話し合いにより、専門性や保育の質の向上を図ることが求められます。

D.×です。
「ア保育士等の自己評価(イ )」に、「子どもの活動内容やその結果だけでなく、子どもの育ちや意欲、取り組む過程などにも十分配慮するよう留意すること。」と記されています。

E.○です。
「イ 保育所の自己評価(ウ )」に、「保育の内容等の評価に関し、保護者及び地域住民等の意見を聴くことが望ましい」と記されています。

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