保育士の過去問
平成30年(2018年)前期
教育原理 問24
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問題
保育士試験 平成30年(2018年)前期 教育原理 問24 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文の著者として正しいものを一つ選びなさい。
旧教育は、これを要約すれば、重力の中心が子どもたち以外にあるという一言につきる。重力の中心が、教師・教科書、その他どこであろうとよいが、とにかく子ども自身の直接の本能と活動以外のところにある。( 中略 )いまやわれわれの教育に到来しつつある変革は、重力の中心の移動である。それはコペルニクスによって天体の中心が地球から太陽に移されたときと同様の変革であり革命である。このたびは子どもが太陽となり、その周囲を教育の諸々のいとなみが回転する。子どもが中心であり、この中心のまわりに諸々のいとなみが組織される。
旧教育は、これを要約すれば、重力の中心が子どもたち以外にあるという一言につきる。重力の中心が、教師・教科書、その他どこであろうとよいが、とにかく子ども自身の直接の本能と活動以外のところにある。( 中略 )いまやわれわれの教育に到来しつつある変革は、重力の中心の移動である。それはコペルニクスによって天体の中心が地球から太陽に移されたときと同様の変革であり革命である。このたびは子どもが太陽となり、その周囲を教育の諸々のいとなみが回転する。子どもが中心であり、この中心のまわりに諸々のいとなみが組織される。
- コメニウス( Comenius,J.A. )
- ルソー( Rousseau,J.-J. )
- デューイ( Dewey,J. )
- キルパトリック( Kilpatrick,W.H. )
- フレーベル( Fröbel,F.W. )
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この過去問の解説 (3件)
01
デューイ( Dewey,J. )の、【学校と社会】です。
1 . コメニウス( Comenius,J.A. )
「近代教育学の父」と呼ばれる、チェコ出身の教育学者です。
すべての人が、平等に教育を受けるべきだと主張し「すべての人にすべてのこと」を教える普遍的技術という理念を掲げました。
主な著書に「大教授学」「世界絵図」があります。
2 . ルソー( Rousseau,J.-J. )
スイス出身のフランスの哲学者です。
児童中心主義を提唱しました。
また、子どもを「小さな大人」とすることを批判し、子どもは、大人とは別の存在で、独自の考え方・感じ方をすると主張し、「子どもの発見者」と呼ばれています。
主な著書に「エミール」があります。
3 . デューイ( Dewey,J. )
シカゴ大学の教授も務めた、アメリカの教育学者です。
児童中心主義を実践し、教育は連続した経験の過程にあると述べました。
「教育の全ては児童から始まる」と主張しています。
4 . キルパトリック( Kilpatrick,W.H. )
デューイとともに、進歩主義教育協会の指導者として活動しました。
デューイの教育理念に沿った、【キルパトリックのプロジェクト・メソッド】は、目的に沿った計画を実現し、実行し、結果を評価するというものです。
5 . フレーベル( Fröbel,F.W. )
「幼稚園の父」と呼ばれる、ドイツの教育学者です。
世界で初めての幼稚園である【キンダーガルテン】を創設しました。
主な著書に「人間の教育」があります。
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02
1:×
2:×
3:○ 児童中心主義を説いた、デューイの「学校と社会」である。
4:×
5:×
参考になった数37
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03
・問題文の記述は、アメリカの教育学者「デューイ」の著書『学校と社会』の中の文章です。
デューイは児童中心主義を実践し、「教育の全ては児童から始まる」と主張しました。
以下は補足です。
1 . コメニウス( Comenius,J.A. )はチェコ出身の教育学者で、「近代教育学の父」と呼ばれる人物です。
すべての人が教育を受ける権利があるということを主張しました。
2 . ルソー( Rousseau,J.-J. )は、スイス出身のフランスの哲学者です。彼の著書「エミール」は大変有名で、その中で児童中心主義を提唱しました。
4 . キルパトリック( Kilpatrick,W.H. )は、デューイとともに、進歩主義教育協会の指導者として活動した人物です。デューイの教育理念に沿った、「キルパトリックのプロジェクト・メソッド」を生み出しました。
5 . フレーベル( Fröbel,F.W. )は、ドイツの教育学者で、「幼稚園の父」と呼ばれる人物です。世界で初めての幼稚園を設立し、恩物を使った保育を実践しました。
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