保育士の過去問
平成30年(2018年)前期
保育の心理学 問83

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問題

保育士試験 平成30年(2018年)前期 保育の心理学 問83 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、子ども同士のトラブルに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  3歳頃に物や場所の取り合いによるトラブルが多いのは、自分の思いを言葉で表現することが十分にできないことが原因の一つであると考えられる。
B  子ども同士のトラブルへの保育士の対応として、どのような場合も見守る・待つ姿勢が大切である。
C  ルールを守らないことによるトラブルが5歳頃に多く生じるのは、集団での遊びが活発になってきていることが一つの要因と考えられる。
D  子ども同士のトラブルへの対応として、5歳頃では、保育士は直接的に関与することはない。
  • ( A )○  ( B )○  ( C )○  ( D )○
  • ( A )○  ( B )○  ( C )×  ( D )×
  • ( A )○  ( B )×  ( C )○  ( D )×
  • ( A )×  ( B )○  ( C )×  ( D )○
  • ( A )×  ( B )×  ( C )×  ( D )×

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この過去問の解説 (3件)

01

解答は3です。

A、◯
 問題文の通りです。
 そのため、保育士が介入して気持ちを代弁したりすることで、子どもたちが自分の言葉で伝えられるようになるようサポートします。

B、×
 基本的な姿勢として見守り・待つ、ということは大切ですが「どのような場合も」というのは適切ではありません。
 必要に応じて介入したり支援することが求められます。

C、◯
 集団で遊ぶようになることに伴って「ルールを守る」ということが求められるようになります。
 ルールを破ったり、ルールを変えてしまったりというのも知恵がついてきた成長の証でもあります。

D、×
 5歳児になると自分たちで話し合ったり、友達のサポートなどを受けながらトラブルを解決できるケースも増えてきます。
 5歳児だとしても、子ども同士での解決が困難であれば保育士が直接介入する場合もあります。
 その場合には年齢に合わせた介入方法を工夫することで、子どもたちの成長につながります。
 

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02

正解は【3】です。

A:○
3歳頃になるとお友達にも興味が湧きはじめ一緒に遊びますが、まだ言葉が上手に使えずトラブルも起こりがちです。保育者が間に入りながら「かして」「どうぞ」などのやり取りを覚えていく時期になります。

B:×
「どのような場合も」の記述が不適切です。
危害が加えられるなど必要な場合におじて積極的に介入しなければならない場合もあります。

C:○
5歳頃になると集団遊びが活発化し、ルールのある遊びが出来るようになってきます。

D:×
5歳児とはいえ、まだ自分たちだけではすべてのトラブルを解決できるわけではありません。必要に応じて介入をしながら仲立ちをする必要があります。

参考になった数6

03

正解は3です。

A 適切です。3歳は子ども同士の関わりが出てくる時でもありますが、言葉が未熟なため自分の思いがうまく伝えられずおもちゃの取り合いなどのトラブルになることがあります。

B 子ども同士のトラブルへの保育士の対応として、「見守る」「待つ」姿勢は大切ですが、トラブルにより事故や怪我に繋がることもあることを予測し、必要な時は介入し仲立ちすることが必要になります。

C 適切です。5歳頃になり自分の意志がはっきりとし、集団での遊びが活発になってくるとルールを守らないことに対する子ども同士のトラブルも出てくるようになります。

D 5歳頃になると自分たちで話し合ってトラブル等を解決する力を身につけていきますがすべてを自分たちで解決することは難しいので、そのような時は保育士が介入します。

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