保育士の過去問
平成30年(2018年)前期
保育の心理学 問84

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問題

保育士試験 平成30年(2018年)前期 保育の心理学 問84 (訂正依頼・報告はこちら)

次の説明及び図は、環境閾値説に関するものである。( ア )~( エ )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

説明
ジェンセン( Jensen,A.R. )は、心身の諸特質の( ア )が顕在化するのに必要な( イ )の質や量は、その特性によってそれぞれ違いがあり、各特性に固有な一定の水準( 閾値 )があるという見解を述べている。その見解によると特性Aは、極端に不適切な環境でないかぎり、ほぼ完全に発達の可能性が現れる。特性Bは、( ウ )などがこれにあたり、中程度の環境条件が閾値となるものである。特性Cは、環境条件にほぼ比例して発達の可能性が顕在化するもので、( エ )などがこれに当たる。特性Dは、きわめて可能性が好適的な環境条件や特別な教育訓練によって、はじめて顕在化するものである。
問題文の画像
  • ( ア )遺伝的可能性  ( イ )環境条件  ( ウ )学業成績     ( エ )知能検査の成績
  • ( ア )遺伝的可能性  ( イ )相互作用  ( ウ )知能検査の成績  ( エ )学業成績
  • ( ア )環境条件    ( イ )相互作用  ( ウ )知能検査の成績  ( エ )学業成績
  • ( ア )遺伝的可能性  ( イ )環境条件  ( ウ )知能検査の成績  ( エ )学業成績
  • ( ア )環境条件    ( イ )相互作用  ( ウ )学業成績     ( エ )知能検査の成績

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この過去問の解説 (3件)

01

解答は4です。

 全てを穴埋めすると以下のようになります。

 ジェンセン( Jensen,A.R. )は、心身の諸特質の( ア 、遺伝的可能性)が顕在化するのに必要な( イ 、環境条件)の質や量は、その特性によってそれぞれ違いがあり、各特性に固有な一定の水準( 閾値 )があるという見解を述べている。
 その見解によると特性Aは、極端に不適切な環境でないかぎり、ほぼ完全に発達の可能性が現れる。
 特性Bは、( ウ、知能検査の成績 )などがこれにあたり、中程度の環境条件が閾値となるものである。
 特性Cは、環境条件にほぼ比例して発達の可能性が顕在化するもので、( エ、学業成績 )などがこれに当たる。
 特性Dは、きわめて可能性が好適的な環境条件や特別な教育訓練によって、はじめて顕在化するものである。

 環境閾値説では、図にあるような各特性が発達するかどうかは、その特性が発達するような環境にあるかということが大きく関係するということが述べられています。
 問題文にも書かれていますが、特性Aは遺伝的可能性が強い身長や体重、特性B・Cは問題文の通り、特性Dに関しては少し特殊なもので絶対音感などがこれに当てはまります。

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02

正解は4です。

以下が正しい文章になります。

ジェンセン( Jensen,A.R. )は、心身の諸特質の( ア遺伝的可能性 )が顕在化するのに必要な( イ環境条件 )の質や量は、その特性によってそれぞれ違いがあり、各特性に固有な一定の水準( 閾値 )があるという見解を述べている。その見解によると特性Aは、極端に不適切な環境でないかぎり、ほぼ完全に発達の可能性が現れる。特性Bは、( ウ知能検査の成績 )などがこれにあたり、中程度の環境条件が閾値となるものである。特性Cは、環境条件にほぼ比例して発達の可能性が顕在化するもので、( エ学業成績 )などがこれに当たる。特性Dは、きわめて可能性が好適的な環境条件や特別な教育訓練によって、はじめて顕在化するものである。

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03

正解は【4】です。

ア:遺伝的可能性
イ:環境条件
ウ:知能検査の成績
エ:学業成績

心理学者ジェンセンの提唱した環境閾値説の説明文です。身長や知能などの遺伝的資質が現れるには、ある一定以上の環境条件が必要ということです。

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