保育士の過去問
平成30年(2018年)前期
保育の心理学 問94

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問題

保育士試験 平成30年(2018年)前期 保育の心理学 問94 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、保育所での生活習慣の形成に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  生活習慣を身に付けるために、家庭との連携は不可欠であり、食事、排泄、睡眠について連絡帳などで情報交換を行う。
B  3歳以上の幼児クラスでは、午睡をするか、午睡の時間を遊んで過ごすかを幼児自身が選ぶようにする必要がある。
C  子どもの生活リズムの個人差を配慮するためには、ランチルームや午睡室などを設置しなければならない。
D  子どもが主体性を身につけるようになると、自分で判断するようになり、一旦、できるようになった基本的生活習慣行動をしなくなることもある。
  • ( A )○  ( B )○  ( C )○  ( D )○
  • ( A )○  ( B )○  ( C )×  ( D )×
  • ( A )○  ( B )×  ( C )×  ( D )○
  • ( A )×  ( B )○  ( C )○  ( D )×
  • ( A )×  ( B )×  ( C )○  ( D )×

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この過去問の解説 (3件)

01

解答は3です。

A、◯
 家庭と保育所との対応にバラつきがあっては生活習慣とは言えません。
 どの環境においても統一した対応をすることで習慣として身に付きます。

B、×
 3歳児では体力にもまだ差があるため午睡が必要な子もいれば不必要な子もいます。
 子ども自身に選択させるよりも、保育士が判断して個々に対応するほうが望ましいです。

C、×
 子ども一人ひとりの個人差への配慮は必要ですが、だからと言ってランチルームや午睡室の設置をする義務はありません。

D、◯
 主体性や自我が芽生えてくると、それまでは指示を受けて出来ていたことも「イヤ!」と自己主張できるようになります。

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02

正解は【3】です。

A:○
適切な文章です。こどもにとっては園での生活も基本的生活習慣の一部となります。家庭と連携しながら、生活習慣を身につけていけるよう関わることが必要になります。

B:×
3歳でも体力がついてきてお昼寝を必要としないこどももいますが、その判断能力はまだこども自身にあるとは言えません。保育者が様子をみて判断するべきだと言えます。

C:×
ランチルームや午睡室は、こどもの生活リズムの個人差と関係があるとは言えず、義務もありません。

D:○
自我や主体性の芽生えから反抗的な態度をとることもあり、一度身につけた習慣をしなくなることもあります。決してできなくなったわけではない、ということを知っておくのが重要です。

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03

正解は3です。

A 適切です。子どもが基本的な生活習慣を身につけるために保育所と家庭との連携は不可欠です。

B 3歳ではまだ体力に個人差があったり、自己判断をするのに未熟な部分があったりするため、午睡の有無を子ども自身が判断するより保育者が判断し対応をした方が良い時があります。

C 子ども一人ひとりに対する配慮は必要ですが必ずしもランチルームや午睡室を設置しなければいけないという義務はありません。

D 適切です。子どもは成長とともに自分の意志を持つようになり、できるようになったことでも「いや!」と」言ってしようとしないこともあります。

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