保育士の過去問
平成30年(2018年)前期
子どもの食と栄養 問132

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問題

保育士試験 平成30年(2018年)前期 子どもの食と栄養 問132 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、食中毒の原因菌とその原因食品として最も適切な組み合わせを一つ選びなさい。
  • 腸管出血性大腸菌 ――― 卵焼き
  • サルモネラ菌 ――――― しめさば
  • 腸炎ビブリオ ――――― あゆの塩焼き
  • ボツリヌス菌 ――――― ビン詰、缶詰
  • セレウス菌( 嘔吐型 ) ――― 生肉

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この過去問の解説 (3件)

01

解答.4

1 .×です。
正しくは「腸管出血性大腸菌 ― 生肉」です。
いわゆる、O157のことです。
激しい腹痛、下痢が起こり、血便が出たりします。
初夏から初秋にかけて、多いと言われています。
 
2 . ×です。
正しくは「サルモネラ菌 ― 卵焼き」です。
卵や鶏肉などに存在します。
腹痛・嘔吐・下痢・発熱などの症状があります。
7月から9月ごろの、暑い時期が多いと言われています。

3 . ×です。
正しくは「腸炎ビブリオ ―しめさば」です。
生魚などの魚介類に生息しています。
また、魚介類を調理した、まな板や包丁から感染することもあります。
腹痛や下痢、嘔吐・発熱などの症状が出ます。
7月から9月ごろの、暑い時期が多いと言われています。

4 . ○です。
設問の通り「ボツリヌス菌 ― ビン詰、缶詰」です。
通常、酸素のない状態の食品に生息しています。
ですので、ビン詰や缶詰の食品、保存食品などに注意が必要です。
倦怠感やめまい、便秘などの症状があります。
ひどい場合だと、呼吸困難に陥ることもあります。

5 . ×です。
正しくは「セレウス菌( 嘔吐型 ) ― 鮎の塩焼き」です。
河川や土の中など、自然界に広く存在しいます。
主な感染源は、米や小麦、野菜などの農作物ですが、
河川にも生息する細菌ですので、川魚の鮎から感染することもあり得ます。
加熱しても、消滅しにくい細菌なので、焼きそばやチャーハンのように、
加熱処理している料理にも注意が必要です。

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02

正解は4です。

正しくは下記のとおりです。
・腸管出血性大腸菌(O157)→生肉(牛肉など)
・サルモネラ菌→卵焼き(鶏卵)
・腸炎ビブリオ→しめ鯖(生の魚介)
・セレウス菌→焼き魚(焼きめしなども)

参考になった数7

03

正解は4です。

1 × 不適切です。
腸管出血性大腸菌→生肉
原因は、十分に加熱されていな肉や生野菜などです。

2 × 不適切です。
サルモネラ菌→卵焼き
原因は、十分に加熱していない卵・肉・魚などです。

3 × 不適切です。
腸炎ビブリオ→しめさば
原因は、生の魚や貝などの魚介類貝などです。

4 〇 適切です。
ボツリヌス菌は、酸素のない状態の食品に生息しています。

5 × 不適切です。
セレウス菌(嘔吐型)→あゆの塩焼き
原因は、一度に大量に調理されたり常温放置されたチャーハンやスパゲッティなどです。

セレウス菌は熱に強く、加熱による殺菌が難しいのが特徴です。

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