保育士の過去問
平成30年(2018年)前期
子どもの食と栄養 問133

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問題

保育士試験 平成30年(2018年)前期 子どもの食と栄養 問133 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、妊娠期の栄養と食生活に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  妊娠中は非妊娠時に比べ、母体の組織増加、胎児や胎盤を維持するためのカルシウムの必要量が増加するため、「日本人の食事摂取基準( 2015年版 )」では、カルシウムの付加量が設定されている。
B  ビタミンAは、胎児の発達に必須の因子であるため、「日本人の食事摂取基準( 2015年版 )」では、妊娠初期から付加量が設定されている。
C  妊娠中は非妊娠時に比べ、母体の組織増加、胎児や胎盤を維持するためのナトリウムの必要量が増加するため、「日本人の食事摂取基準( 2015年版 )」では、食塩相当量に付加量が設定されている。
D  リステリア食中毒の原因となるため、妊娠中に避けた方がよい食べ物として、加熱殺菌していないナチュラルチーズ、肉や魚のパテ( すりつぶして調味した生肉や生魚 )、生ハム、スモークサーモンがあげられている。
※ 「日本人の食事摂取基準」は、2020年版が最新です。「日本人の食事摂取基準」は5年毎に改定されています。
この設問は、2018年に出題された設問になります。
参考情報
  • ( A )○  ( B )○  ( C )○  ( D )×
  • ( A )○  ( B )○  ( C )×  ( D )○
  • ( A )○  ( B )×  ( C )○  ( D )○
  • ( A )×  ( B )○  ( C )×  ( D )×
  • ( A )×  ( B )×  ( C )×  ( D )○

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は5です
A:妊娠中のカルシウムの付加量は設定されていません。
B:ビタミンAは妊娠後期から付加量が設定されています。
C:妊娠中のナトリウムの付加量は設定されていません。
D:その通りです。リステニア食中毒は進行すると髄膜炎などを起こします。

参考になった数13

02

正解は5です。

「日本人の食事摂取基準」は2020年にも報告されています。

問題文に関しては同じ記載です。

A × 不適切です。
2020年版でも、妊娠中のカルシウムの付加量は設定されていません。

B × 不適切です。
2020年版でも、ビタミンAは妊娠後期で付加量が設定されています。

妊娠初期のビタミンAの摂取は先天異常の原因となる可能性があるとされているため注意が必要です。

C × 不適切です。
2015年版でもでは、妊娠中のナトリウム(食塩相当量)の付加量は設定されていません。

D 〇 適切です。
リステリア食中毒の原因となるため、妊娠中に避けた方がよい食べ物として、加熱殺菌していないナチュラルチーズ、肉や魚のパテ( すりつぶして調味した生肉や生魚 )、生ハム、スモークサーモンがあげられています。

参考になった数4

03

解答.5

A.×です。
「日本人の食事摂取基準」
1-7ミネラル
(1) 多量ミネラル
③カルシウム(Ca)
2-2-4 妊婦・授乳婦の付加量
に、記載されています。

カルシウムの付加量は、設定がありません。

B.×です。
「日本人の食事摂取基準」
Ⅱ 各論
1-6 ビタミン
2-2-4. 妊婦・授乳婦の付加量
に、記載されています。

ビタミンAは、胎児の発達に必須の因子ではありますが、
妊娠初期から中期までは付加量の設定はありません。
妊娠後期からは、付加量の設定があります。

C.×です。
「日本人の食事摂取基準」
1-7ミネラル
(1) 多量ミネラル
①ナトリウム(Na)
2-2-3. 妊婦・授乳婦の付加量
に、記載されています。

ナトリウムは、通常の食事で十分補えるため、付加量の設定はありません。

D.○です。
設問の通りです。
妊婦がリステリア菌に感染した場合、約4分の1の確率で、
死産や流産が起こるとのデータもあり、注意が必要です。

参考になった数1