保育士の過去問
平成30年(2018年)後期
社会的養護 問31

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問題

保育士試験 平成30年(2018年)後期 社会的養護 問31 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、「児童の権利に関する条約」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A  条約でいう「児童」とは、原則として、20歳未満のすべての者をいう。
B  わが国が条約を批准したのは、「児童虐待の防止等に関する法律」の施行後である。
C  児童の意見表明に際しては、年齢及び成熟度に従って相応に考慮される。
D  締約国による条約履行の進捗状況を審査するため、「児童の権利に関する委員会」が設置されている。
  • A○  B○  C○  D×
  • A○  B○  C×  D×
  • A×  B○  C×  D○
  • A×  B×  C○  D○
  • A×  B×  C×  D○

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この過去問の解説 (3件)

01

Aの記述は不適切です。
「児童の権利に関する条約」 第1部 第1条に『この条約の適用上、児童とは、18歳未満のすべての者をいう。』という記述があります。

Bの記述は不適切です。
わが国が「児童の権利に関する条約」を批准したのは1994年です。一方「児童虐待の防止等に関する法律」の施行は2000年です。

Cの記述は適切です。
「児童の権利に関する条約」 第1部 第12条 1 に、『児童の意見は、その児童の年齢及び成熟度に従って相応に考慮されるものとする。』という記述があります。

Dの記述は適切です。
「児童の権利に関する条約」 第2部 第43条には、『この条約において負う義務の履行の達成に関する締結国による進捗の状況を審査するため、児童の権利に関する委員会を設置する。』との記述があります。

よって正解の組み合わせは4になります。

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02

正解は4です。

1 × 不適切です。
児童とは20歳未満ではなく、18歳未満のすべての者と規定されています。

2 × 不適切です。
わが国が「児童の権利に関する条約」を批准したのは1994年(平成6年)です。一方「児童虐待の防止等に関する法律」の施行は2000年(平成12年)です。

3 ○ 適切です。
子どもは年齢や成熟度に応じて「児童に影響を及ぼすすべての事項について自由に自己の意見を表明する権利を確保する」とあります。

4 ○ 適切です。

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03

解答. 4
「児童の権利に関する条約」を参照してください。
A. ×です。
第1部・第1条(児童の定義)に記載があります。
この条約では、児童を【18 歳未満のすべての者】と、定義しています。

B. ×です。
この条約が日本で批准されたのは1994年です。
「児童虐待の防止等に関する法律」は2000年に施行されています。

C. ○です。
第1部・第12条(意見を表明する権利)第1項に記載があります。
記述の通りです。

D. ○です。
第2部・第43条(児童の権利委員会の設置)第1項に記載があります。
記述の通りです。

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