保育士の過去問
平成30年(2018年)後期
子どもの保健 問113
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問題
保育士試験 平成30年(2018年)後期 子どもの保健 問113 (訂正依頼・報告はこちら)
次の【I群】の自閉スペクトラム症の療育法と【II群】の内容を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
【I群】
A 応用行動分析
B ソーシャルスキルトレーニング
C TEACCH
D 感覚統合療法
E PECS
【II群】
ア 社会性や学力などのスキルと問題行動のアセスメントに基づき、明確な行動目標を設定する。
イ モデリング、ロールプレイ、実技リハーサルなどを行う。
ウ 補助代替コミュニケーションの一つとして、絵カードを使う。
エ 神経系の機能に働きかけて適応行動の発達を促す。
オ 環境を構造化することに焦点が当てられている。
【I群】
A 応用行動分析
B ソーシャルスキルトレーニング
C TEACCH
D 感覚統合療法
E PECS
【II群】
ア 社会性や学力などのスキルと問題行動のアセスメントに基づき、明確な行動目標を設定する。
イ モデリング、ロールプレイ、実技リハーサルなどを行う。
ウ 補助代替コミュニケーションの一つとして、絵カードを使う。
エ 神経系の機能に働きかけて適応行動の発達を促す。
オ 環境を構造化することに焦点が当てられている。
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この過去問の解説 (3件)
01
A ア 応用行動分析とは問題行動を改善するのに用いられます。
B イ ソーシャルスキルトレーニングとは、人との関り必要なスキルを対人関係につまづきのある子に対して行われる訓練のことです。
C オ TEACCHとは、自閉症とその家族や関係者を対象にしている包括的プログラムのことです。
D エ 感覚統合療法とは、子どもの学習、行動、情緒あるいは社会的発達を脳における感覚間の統合という視点で分析して治療的介入をするものです。
E ウ PECSとは、絵カードを使って自発的にコミュニケーションを取れるようにするトレーニングのことです。
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02
A:社会性や学力などのスキルと問題行動のアセスメントに基づき、明確な行動目標を設定することを「応用行動分析」と言います。
B:モデリング、ロールプレイ、実技リハーサルなどを行う療育を「ソーシャルスキルトレーニング(SST)」と言います。
C:環境を構造化することに焦点が当てられている療育法を「TEACCH(Treatment and Education of Autistic and related Communication handicapped Children)」と言います。
D:神経系の機能に働きかけて適応行動の発達を促す療育法を「感覚統合療法」と言います。
E:補助代替コミュニケーションの一つとして、絵カードを使う療育法を「PECS(絵カード交換式コミュニケーションシステム)」と言います。
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03
A ア
応用行動分析(ABA)は行動の前後を分析することでその行動の目的を明らかにし、前後の環境を操作して問題行動を解消する分析方法です。
B イ
ソーシャルスキルトレーニングとは、社会で人と人とが関わりながら生きていくために欠かせないスキルを身につける訓練のことを指します。
自閉スペクトラム症のための療育法だけではなく、困難な状況をコミュニケーション技術の向上により解消しようとする技法です。
C オ TEACCHとは、1960 年代半ばから始められた自閉症児とその家族を支援するための総合的・包括的なプログラムで、自閉症児が落ち着いて生活するための手段として、構造化の手法を取り入れています。
D エ 感覚統合とは人間が自分の身体や環境からの感覚情報(刺激)を整える為の神経学的過程を言います。
E ウ PECSとは、絵カード交換式コミュニケーションシステムの略で自閉症児やコミュニケーションに課題を持つ子供や成人が自発的なコミュニケーションが取れるようにするための療育法です。
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