保育士の過去問
平成30年(2018年)後期
子どもの食と栄養 問128

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問題

保育士試験 平成30年(2018年)後期 子どもの食と栄養 問128 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成19年:厚生労働省)II「離乳編」に示されている咀しゃく機能の発達の目安に関する記述である。【I群】の月齢と【II群】の咀しゃく機能の発達を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

【I群】
A  5、6か月頃(離乳食の開始)
B  7、8か月頃
C  9〜11か月頃
D  12〜18か月頃

【II群】
ア  口へ詰め込みすぎたり、食べこぼしたりしながら、一口量を覚える。
イ  口の前の方を使って、食べ物を取り込み、舌と上あごでつぶしていく動きを覚える。
ウ  舌と上あごでつぶせないものを、歯ぐきの上でつぶすことを覚える。
エ  口に入った食べ物を、えん下(飲み込む)反射が出る位置まで送ることを覚える。
※ 「授乳・離乳の支援ガイド」は2019年3月29日に改訂されました。
この設問は2018年に出題された設問になります。
参考情報
  • A:ア  B:ウ  C:エ  D:イ
  • A:ウ  B:ア  C:エ  D:イ
  • A:ウ  B:イ  C:エ  D:ア
  • A:エ  B:ア  C:イ  D:ウ
  • A:エ  B:イ  C:ウ  D:ア

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この過去問の解説 (3件)

01

Aの5〜6ヶ月頃(離乳開始時期)の発達として正しいものはエです。
この頃は、口に入った食べ物を口の手前から奥へと少しずつ移動させて飲み込む動作を覚えていく時期です。

Bの7、8ヶ月頃の発達として正しいものはイです。
この頃は、口の前の方で食べ物を取り込み、それを舌と上あごで潰していく動きを覚えていく時期です。豆腐くらいの舌でつぶせる固さの食べ物を与えるようにします。

Cの9〜11ヶ月頃の発達として正しいものはウです。
この頃は、舌の上と上あごで潰せないものを、歯ぐきの上で潰すことを覚えていく時期です。バナナくらいの歯ぐきで押しつぶせる固さの食べ物を与えるようにします。

Dの12〜18カ月頃の発達として正しいものはアです。
この頃は、口へ詰め込み過ぎたり、食べこぼしたりしながら、一口量を覚える時期です。また手掴み食べが上手になるとともに、食具を使って食べる動きを覚えます。この時期は、肉団子くらいの歯ぐきで噛み潰せる固さの食べ物を与えるようにします。


よって正解の組み合わせは5となります。

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02

正解は5です。

A エ 5、6か月頃(離乳食の開始)
離乳食を飲み込むこと、その舌ざわりや味に慣れるようにします。
食べ方は、口唇を閉じて、捕食や嚥下ができるようになり、口に入ったものを舌で前から後ろへ送り込むことができるようになります。

B イ 7,8か月頃
生後7~8か月頃からは舌でつぶせる固さのものを与えます。
食べ方は、舌、顎の動きは前後から上下運動へ移行し、それに伴って口唇は左右対称に引かれるようになります。

C ウ 9~11か月頃
歯ぐきでつぶせる固さのものを与えます。
食べ方は、舌で食べ物を歯ぐきの上に乗せられるようになるため、歯や歯ぐきで潰すことが出来るようになります。

D ア 12~18か月頃
食べ方は、手づかみ食べで前歯で噛み取る練習をして、一口量を覚えます。
やがて食具を使うようになって、自分で食べる準備をしていきます。

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03

正解は、5番です。

Aーエ  
5、6か月頃(離乳食の開始)を離乳食初期といいます。
口に入った食べ物を、えん下(飲み込む)反射が出る位置まで送ることを覚えます。
 
Bーイ  
7、8か月頃を離乳食中期といいます。
口の前の方を使って、食べ物を取り込み、舌と上あごでつぶしていく動きを覚えます。

このころに乳歯が生え始めます。

Cーウ 
9〜11か月頃を離乳食後期といいます。
舌と上あごでつぶせないものを、歯ぐきの上でつぶすことを覚えます。

Dーア 
12〜18か月頃を離乳食完了期といいます。
口へ詰め込みすぎたり、食べこぼしたりしながら、一口量を覚えます。

1歳前後で、前歯が8本生えそろいます。

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