保育士の過去問
平成30年(2018年)後期
子どもの食と栄養 問127

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

保育士試験 平成30年(2018年)後期 子どもの食と栄養 問127 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文は、「授乳・離乳の支援ガイド」(平成19年:厚生労働省)に示されている離乳食の進め方に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
※ 「授乳・離乳の支援ガイド」は2019年3月29日に改訂されました。
この設問は2018年に出題された設問になります。
参考情報
  • 離乳の開始では、アレルギーの心配の少ないおかゆ(米)から始める。
  • 調味について、離乳の開始頃は調味料は必要ない。
  • はちみつは、乳児ボツリヌス症予防のため、満1歳までは使わない。
  • 卵は卵白(固ゆで)から始め、その後全卵を与える。
  • 魚は白身魚から赤身魚、青皮魚へと進めていく。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は、4番が不適切です。

1 適切です。
10倍がゆから、小さじ1杯から少しずつ量を増やしていきます。

2 適切です。
調味料を使用するのは、離乳食後期以降が推進されています。それぞれの食品のもつ味を生かしながら、薄味で調理していきます。


3 適切です。
 乳児ボツリヌス症の症状は、便秘が数日間続き、全身の筋力低下、脱力状態、哺乳力の低下、泣き声が小さくなる、特に、顔面は無表情となり、頸部筋肉の弛緩により頭部を支えられなくなるといった症状を引き起こすことがあります。ほとんどの場合、適切な治療により治癒しますが、まれに亡くなることもあります。

4 不適切です。
卵白(固ゆで)から始めるのではなく、卵黄(固ゆで)から始めます。
2019年度改訂版の「授乳・離乳の支援ガイド」では、開始の目安は5~6か月からとなりました。

5 適切です。

参考になった数7

02

1は適切な記述です。
離乳食を始める際は、食物アレルギーの少ないおかゆ(米)から始めます。スプーン1さじずつ始め、様子を見ながら量を増やしていきます。

2は適切な記述です。
記述の通り、離乳の開始時期には調味の必要はありません。

3は適切な記述です。
1歳未満の乳児がはちみつを食べることによって、乳児ボツリヌス症にかかることがあります。ボツリヌス菌は熱に強く、通常の加熱や調理では死にません。1歳未満の乳児には、はちみつは与えないようにします。

4の記述は不適切です。
卵はアレルギーを持つ子どもが多い食材です。卵は加熱するとアレルギーを起こす力が弱くなり、また、卵白の方がよりアレルギーを起こすことが多いので、はじめは固茹でにした卵黄から試していくとよいとされています。

5は適切な記述です。
離乳食で魚を与える場合、低脂肪な白身魚から始めます。その後青皮魚への進めていきます。


よって正解の不適切な記述は4となります。

参考になった数1

03

正解は4です。

1 ○ 適切です。
アレルギーの心配の少ないおかゆから始めます。
口の中で押しつぶせるように十分に煮て、初めはつぶしがゆにします。

2 ○ 適切です。
離乳食開始時期は調味料を使わず、素材の味にします。

3 ○ 適切です。
乳児ボツリヌス症予防のために満1歳までは使いません。

4 × 不適切です。
卵は卵黄(固ゆで)から始めて卵白、全卵と進みます。

5 ○ 適切です。

参考になった数0