保育士の過去問
平成30年(2018年)後期
保育実習理論 問148

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問題

保育士試験 平成30年(2018年)後期 保育実習理論 問148 (訂正依頼・報告はこちら)

次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。
【事例】
S保育所の5歳児クラスでは、粘土で動物を作りました。新任のI保育士(以下I)と主任のJ保育士(以下J)が、使用した粘土について話をしています。

I:この前は、焼成することができる( ア )を使って、色々な動物を作りましたね。
J:そうでしたね。( ア )は子どもでも扱いやすく、( イ )を加えて練ることによって柔らかくなり( ウ )を保つことができますからね。
I:柔らかくなりすぎた時はどうしたらよいですか。
J:粘土を( エ )置いておく、あるいは( オ )製の粘土板の上で練ってもよいでしょう。

【設問】
( ア )〜( オ )にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
  • ア:油粘土    イ:油  ウ:可塑性  エ:かたまりにして  オ:木
  • ア:土粘土    イ:水  ウ:可塑性  エ:平らに広げて   オ:木
  • ア:小麦粉粘土  イ:塩  ウ:柔軟性  エ:かたまりにして  オ:プラスチック
  • ア:土粘土    イ:水  ウ:流動性  エ:かたまりにして  オ:プラスチック
  • ア:油粘土    イ:油  ウ:流動性  エ:平らに広げて   オ:プラスチック

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2番です。

I:この前は、焼成することができる( ア 土粘土 )を使って、色々な動物を作りましたね。
J:そうでしたね。( ア 土粘土 )は子どもでも扱いやすく、( イ 水 )を加えて練ることによって柔らかくなり( ウ 可塑性 )を保つことができますからね。
I:柔らかくなりすぎた時はどうしたらよいですか。
J:粘土を( エ 平らに広げて )置いておく、あるいは( オ 木 )製の粘土板の上で練ってもよいでしょう。

可塑性は、固体に外力を加えて変形させ、力を取り去ってももとに戻らない性質のことをいいます。

・油粘土は、土に油を混ぜた粘土で、そのままでも固くならず、手につきにくいです。造形したものを元に戻すことができ、繰り返しあそぶことができる、ふだんのあそびに向いている粘土です。

・小麦粉粘土は、小麦粉に水と少量の油をまぜて、手でこねて作ることができます。口に入れても安心なので、特に乳児におすすめの粘土です。

ただし、小麦粉アレルギーがある子がクラスにいる場合は、小麦粉粘土の使用は禁物です。

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02

設問の会話文に適切な語句を当てはめると下記のようになります。

I:この前は、焼成することができる( ア土粘土 )を使って、色々な動物を作りましたね。
J:そうでしたね。( ア土粘土 )は子どもでも扱いやすく、( イ水 )を加えて練ることによって柔らかくなり( ウ可塑性 )を保つことができますからね。
I:柔らかくなりすぎた時はどうしたらよいですか。
J:粘土を( エ平らに広げて )置いておく、あるいは( オ木 )製の粘土板の上で練ってもよいでしょう。


よって正解の組み合わせは2となります。


土粘土は、粘土層から掘り出した粘土に少量の砂を混ぜて作られた粘土です。
自然乾燥により硬くなりますが、水を加えることでまた柔らかくなります。
柔らかくしすぎてしまった場合には、広げておくことで自然乾燥を早められます。また木製の粘土板でこねることで、木に適度な水分が吸収される働きがあります。
可塑性(力を取り去っても元に戻らない性質のこと)にも優れていて、粘土同士のくっつきも良いので、立体構造や動きのある作品作りに適しています。

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03

正解は2です。

土粘土に関する設問です。

土粘土は天然の素材で、水分を管理することで硬さの調節ができます。
様々な制作や活動に応用でき、湿布をかけて密封状態で保存します。

また土粘土を焼いたものをテラコッタといいます。
成形時の粘土の接着には粘土を水で溶いたどべを使い、700~800℃で素焼き、1250℃で本焼きします。

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