保育士の過去問
平成30年(2018年)後期
保育実習理論 問149

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問題

保育士試験 平成30年(2018年)後期 保育実習理論 問149 (訂正依頼・報告はこちら)

次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。

【事例】
新任のF保育士(以下F)が、保育所に設置してある非常階段を表示するものを作ろうとして、主任のV保育士(以下V)に相談しています。

V:どんな感じのものを作りたいのですか?
F:非常階段が一目で分かるようなものを作ろうと思います。
V:(A:ピクトグラム)ですね。
F:それはどのようなものですか?
V:文字の読めない子どもや言葉の異なった外国の方々にも直感的に情報が伝えられるように、視覚的な図で表現されたサインのことです。例えば(B:タングラム)がそうですね。
F:非常階段を示す(A:ピクトグラム)は、遠くからでも分かるように(C:色相や明度の異なった)2色を使おうと思います。
V:最近では年齢や障害の有無にかかわらず、いろいろな立場の人が安全に安心して使えるように配慮された(D:ユニバーサルデザイン)という考え方が広がっています。あらゆる人に対して思いやりを持ちながら、デザインを考えることが必要ですね。

【設問】
( A )〜( D )の語句について正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
  • ○  ○  ○  ×
  • ○  ○  ×  ○
  • ○  ×  ○  ○
  • ×  ○  ×  ○
  • ×  ×  ○  ○

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3番です。

A 適切です。
一般に「絵文字」「絵単語」などと呼ばれ、何らかの情報や注意を示すために表示される視覚記号(サイン)のことです。

B 不適切です。
タングラムとは、正方形を5つの三角形と2つの四角形、計7つのパーツに分けたものを使って形を作り楽しむシルエットパズルです。

C 適切です。
色相や明度の異なった2色とは、一般的な非常階段の表示で使われているような白と緑のようなことです。

D 適切です。
ユニバーサルデザインと勘違いしやすいのが、バリアフリーだと思います。バリアフリーは、障害者・高齢者などの生活弱者のために、生活に障害となる物理的な障壁の削除を行うということです。

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02

会話文の中のAのピクトグラムは適切です。
ピクトグラムとは視覚的に意味を伝えるための、シンプルな絵記号のことを指します。言葉を使わなくても情報をわかりやすく伝えることができ、字が読めない子どもや外国の人にも判別が可能です。

Bのタングラムとは、正方形をいくつかのピースに切り分けたものを使って、形作りを楽しむシルエットパズルのことを指します。この会話文に当てはめるには不適切です。

会話文中のCに「色彩と明度の異なった」を当てはめることは適切です。
色彩と明度の異なった2色を使うと目立つので、みんなに注目してほしい情報を提示する際には有効です。


会話文の中のDのユニバーサルデザインは適切です。
ユニバーサルデザインとは、障害の有無、年齢、性別、人種などに関わらず、より多くの人々が利用しやすいようにデザインするという考え方です。

よって正解の組み合わせは、○ × ○ ○ の3となります。

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03

正解は3です。

A ○ 適切です。
ピクトグラムとは文字を使わない情報伝達を目的とした、単純化された絵文字の事です。

B × 不適切です。
タングラムとは、提示された形を作るシルエットパズルで正方形を切り分けた形を使うパズルです。

C ○ 適切です。
ピクトグラムは単純化された絵を2色で表すことを基本とするデザインです。

D 〇 適切です。
障害の有無や年齢、性別、人種などにかかわらず、たくさんの人々が利用しやすいように製品やサービス、環境をデザインする考え方です。

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